北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】小松基地航空祭2023【5】イーグル格納庫に謎の"サンダーバード"(2023-10-07)

2024-01-20 20:11:58 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■小松のサンダーバード
 小松基地とサンダーバードの関係というと北陸本線特急の印象しか浮かばないのですけれども。

 F-35戦闘機、F-15戦闘機、ウィスキーパパを油断なく望遠で撮影し続けつつ、その合間に地上展示の航空機を撮影、なにしろ時間が多いように見えて航空祭の時間は限られていますから、撮影しながら撮影する、地上と上空を同時に撮影しなければ間に合わないのだ。

 ブルーインパルスジュニアの飛行展示、いや走行展示が始まると書きたいおころですが、飛行展示なんですってアナウンスされましたのでこのちびっこと一部大きなお友達に人気の展示は飛行展示と紹介しましょう、展示が始まります。ここを一通り見ましてから。

 基地防空地対空誘導弾など装備品展示を巡ってみよう。陸上自衛隊の11式短距離地対空誘導弾と同じものなのですが発射車両が航空自衛隊の方が小型化されています、基地で目立つと航空攻撃で逆に狙われるということなのかもしれませんが、こっちのほうがいいよね。

 81式短距離地対空誘導弾、昨今はトルコやインドがこの種のミサイル国産化に専念しているようですが、このミサイルも東芝が1960年代から開発に着手して1981年に漸く制式化できたもの、この種の技術は積み重ねで特に技術は嘘をつかない為に長期的な視野が要る。

 サンダーバード。うむ、サンダーバード。そうもう小松駅に戻ってきまして帰りの特急電車の待機位置に立っています、なんて訳ではなくこれ格納庫の中の、基地のね。サンダーバード、今回の航空祭でいっちょんわからん表記はこれでした。誰かこれ教えて欲しい。

 空対空用小型標的、そういえばこの種の航空標的を1998年ごろの月刊軍事研究がASM-3空対艦ミサイル試作弾、とモノクロページで誤報を飛ばしていたのを思い出します。凄い誤報は25年前でも覚えている、だから北大路機関も誤報を飛ばさぬよう注意しなければ。

 ウィスキーパパのアクロバット飛行は、こうした中で始まった訳です。素晴らしい飛行展示だなあ、とは思いつつしかしもう一つ想うのは、単機だけの飛行展示はちょっと物足りないのですよね、これは例えばアメリカ太平洋空軍のF-16機動飛行展示にも当てはまる。

 単機の機動飛行と二機での機動飛行では率直に言って費用が二倍になるものですから、安易に見たいぞ、なんていうものではないのですが、例えばモーターグライダーなど飛行費用の低いものとアクロバット飛行するものと複数が飛んでくれると、見栄えが凄く、とね。

 F-15戦闘機の機動飛行が開始されます、地上と上空を同時に見上げる事となるのですけれども、さて、一眼レフは兎も角としてG3Xについては厳しくなってきました、何しろかなり長期間酷使しているのでガタがきていまして、ズームスイッチのスプリングがすでに。

 イーグルの機動飛行は物凄いのですが、G3X,そろそろ予備機としてもう一台保管しているG3Xに世代交代させるときなのかもしれませんが、もうその予備のG3Xを使い潰してしまったら、CANONが既に高倍率コンデジのハイクラス機種を出していない為、それまで。

 EOS-M5にEFM55-200mmを装着して、なんてかんがていたらCANONはEF-M規格の全廃を発表、仕方ないのでEOS-R50にRF55-200mmをと考えてカメラ店に行ってみると、なんとRF55-200mmはEFM55-200mmにアダプターを埋め込んだだけの手抜き版だ。

 CANONはなんでこうコロコロかえるんだよ会社がコロコロに倒れてしまうぞ、と思うのですが、友人知人は徐々にNikonとかSONYに乗り換えている方が増えていて、なるほど見切られているのはEFMではなくCANONの方なのか、と思いつつ撮影しているのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:千葉-八千代台,日航海保機事故とペット安全が居酒屋談義の視点論点

2024-01-20 14:41:07 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 第1空挺団降下訓練始めを撮影するには朝早く並ぶ必要がありますので千葉に一泊するのが良く中でも八千代台がお勧めなのです。

 八千代台、千葉県の京成沿線にある駅前を巡った際、昨年は東葉高速鉄道の八千代台周辺で素敵なイタリアンなんかを巡ったのですが、京成線沿線ですと古き良き昭和の時代という感じの千葉が広がり、要するにイタリアンなんてところは無いか閉店していました。

 居酒屋探訪と行くこととしましょう、こう切替えたのち、一喜さんというビルの一階ながら通りに面して間口を開けていまして、その奥に和気藹々たる酔客の議論が聞こえるという、これぞ日本の居酒屋的な一軒を見つけましてさて時計を見ればいい時間、暖簾を潜る。

 旬彩一喜、焼き鳥とお刺身に地のものと手製の肴に美味しい地酒、一言で説明しますと装いはこんなところで、カウンターの入り口付近はいい感じの酔客紳士三人組、ご近所さんらしい方々がボトルを囲んで談笑、わたしはカウンターの端に陣取り先ずは清酒を頂く。

 一ノ蔵だったか、千葉の清酒というわけではないのですがビールは瓶ビールのみと云われましたので生中一発、という機運がそもそも無かった故に先ず優しい清酒を冷やで頂きますと御通しはおでん、お麩と大根に竹輪その他がビールより清酒と合っていてこれ旨い。

 刺身三点盛り、と考えずに先ず適当な美味しいものをいただけるならばとお任せしてみましたが、その前に瓶ビール、ありきたりな麒麟が来るとかアサヒではなく、ベルギービールがあるではないか、心機一転清酒をのみ干しヒューガルデンを注文すると直ぐに来た。

 いなだ、まぐろ、あじ、だったか。三点盛りは一人晩酌にはちょうどいい大きさなのです。さて、清酒をのみ干して急遽ベルギービールとグラスを傾けていますと、入り口界隈の酔客は酒場談義となっていまして、その談義の話題はズバリ、羽田日航海保機衝突事故の。

 成田空港行京成電車が行き交う京成沿線、京成は羽田にも乗り入れていますから空の話題なのですが、議論の最大の点はペットの安全だ、というセンシティヴな話題です。乗客乗員全員脱出成功の日航機ですが、残念ながら貨物室のペットさんは脱出できず機と運命を。

 令和の現代なのだからペットの生命はもっと尊重されるべきだ、という意見の可否が議論という。確かに。国土交通省の通達では緊急脱出時にペットは同伴できない、というよりも手荷物は持ち出し不可で、しかもペットは貨物室に収納されていて、逃げられないのだ。

 千葉県で、この議論を聞いたのは、全国でもこういう議論があるのだろうけれども、考えさせられるところが有りまして、そう、千葉と云えばお隣茨城県の常総市、鬼怒川水害において浸水孤立家屋からUH-60が住民と共にペットを救出したことはまだ記憶される。

 東日本大震災では福島県沖でイージス艦が漂流者を救助した同じころ、海上保安庁巡視船が漂流家屋上のペットを救出した話題もあり、東日本大震災と鬼怒川水害においてペットを救出した事例は既にあり、これが2010年代の価値観だ、と世界には示していますが。

 旅客機の設計を見直す段階ではないのか、例えばペット区画を脱出用膨張式スロープの区画に隣接させて自動で切り離すとか、ダイマーカーをペットケージに一体化させ浮力材で包みペットケージそのものを救難装備の一つに応用するなど、設計再考の余地はないか。

 エアバスなどは、寝台の追加という長距離路線用に数時間単位で追加料金を支払い用いる寝台を貨物室部分に追加する設計を行っているところであるし、シェーズロングシートというエコノミークラス用二階建て座席などの開発が進められ旅客機は変革期を迎えている。

 シェーズロングシート、長椅子状にエコノミークラスでも足を延ばせる座席を試みていて、実用化はまだ先のようだけれども、機内の形状は今後変り得る。一方で日航機の全員脱出をアメリカの客室乗務員団体などは奇跡的とした上で、アメリカでは可能か、と危惧する。

 手荷物やパソコンを持ち出そうとすることで避難が遅れるのではないかという危惧と共に現在の手荷物を持たず脱出するという規則は70年前のものであり、そろそろ手荷物やペットの存在を考えた設計や規約とすべきではないかという指摘といい、なるほどともおもう。

 旅客機を、緊急時の脱出に新しい視座を加える様な設計のものを、旅客機のなかでのオプションとして提示し、安全性と共に万一の際の最後の安全性を高めた次世代旅客機の規格を、命が大事とされ定着している日本からエアバスやボーイングに提示する意義は無いか。

 旨いお酒と美味しい焼き鳥の串をかさねつつ、酔客の御仁紳士方の話題を流し聞きしただけでも、ふとそんな事を思いました。現行の機種では不可能だけれども、新規格の次世代機にオプションとして、と。酒場談義はお酒や料理の他、こういう雰囲気がいいのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】京都市交通局20系電車-ローレル賞ヘッドマーク,そして10系電車の置き換え

2024-01-20 07:00:04 | コラム
■ローレル賞受賞
 赤字の話題が太秦萌さんまで動員して強調される京都市交通局には久々の朗報というべきなのでしょうか。

 ローレル賞とはめでたい、京都市営地下鉄20系電車が2023年ローレル賞を受賞しました。ローレル賞というのは1961年から鉄道友の会が通勤電車などで技術的に優れた車両に対し会員投票により選定し贈っているもので、人気車両のブルーリボン賞、その通勤版です。

 ブルーリボン賞と同年に開始された賞なのですが、第一回ブルーリボン賞受賞車両は名鉄の7000系パノラマカーでした。そしてローレル賞の方は、といいますと、阪急2000系と2300系、ちょっと前まで河原町駅に乗り入れていた車両が受賞していたりします。

 20系、低コスト化を重視するなど申し訳ないが特徴というのは安普請の方ではないのか、という印象を受けてしまうのですがローレル賞受賞となりまして、受賞は嬉しいけれどもどのあたりが評価されたのだろうなあ、なんてことを想ったりするのは内緒にすべきか。

 10系のままでも赤字の交通局なのだからいいのではないか、という声が有るようですが、10系が導入されたのは1981年なのですから、間もなく老朽箇所の補修費用が嵩み維持費が非効率な段階となってしまう、だから20系への置き換えはある種当然とも思うのです。

 京都市交通局ですが、仕方ないとはいえ、東西線の車両限界が京阪600系など小型車両の車両限界となっていますので、烏丸線と車両を統一できない為に車両体系が、二つの路線しかないにもかかわらず二分されている、こうした非効率は抱えているのですけれども。

 烏丸線は近鉄電車が乗り入れている通りの車両限界ですからね。一方、折角近鉄が乗り入れているのだから、例えば一往復でいいので、特急あおによし号を近鉄京都駅ではなく、京都の中心部の烏丸御池まで乗り入れたら面白いのかな、そんな事を想ったりしました。

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