北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度十一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.11.23-2024.11.24)

2024-11-22 20:23:15 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 紅葉の撮影もいそが無ければなあというきゅうな気候の変化の最中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週真の継自衛隊行事紹介です。

 築城基地航空祭2024、11月24日、F-2戦闘機の迫力を思い知るには築城を置いてほかに無い、といわれる我が国最大の対艦攻撃部隊が第8航空団、隷下に第6飛行隊と第8飛行隊が置かれ全力で対艦ミサイルを射撃すると同時に160発が敵艦隊に殺到するという。F-2の飛行は低く密集していて、撮影技術が試される本気の航空祭といえる。

 第15旅団創設14周年那覇駐屯地祭、11月24日、第1混成団を拡大改編し第15旅団が創設されてから14年となりました、第15ヘリコプター隊や第15高射特科連隊などが新編され、普通科連隊に加え宮古と八重山の警備隊も隷下に有しています。撮影が少々難しいのが難点ですが、なんとか撮影できる立地を探すのも行事の醍醐味、なのかもしれません。

 板妻駐屯地創設62周年記念行事、11月24日、静岡県御殿場市に所在する第34普通科連隊及び第3陸曹教育隊の駐屯地です。駐屯地は手狭ですが東富士演習場に隣接していることから訓練環境が素晴らしく、特に山岳戦においては日本有数の普通科連隊としてしられるのが第34普通科連隊、中距離多目的誘導弾が全国に先駆け展示されたことでも有名だ。

 11月24日、別府駐屯地創設67周年記念行事、第4師団隷下の第41普通科連隊が駐屯しています。陸上自衛隊では早くから近接戦闘訓練の重要性に各眼脂訓練を重ねた部隊の一つ。記念式典と観閲行進に加え訓練展示も行われる、第4偵察戦闘大隊の16式機動戦闘車も参加予定とのこと。ところで築城航空祭でも近接航空支援展示として模擬戦があるとか。

 豊川駐屯地創設74周年記念行事、11月23日、11月24日、二日間行われますが土曜日は訓練場と隣接している駐屯地が一般公開、日曜には訓練場のみが公開される、土曜日は総合予行を兼ねているのでしょうか。第6施設群、第49普通科連隊、中部方面特科連隊第2大隊、第10高射特科大隊、第10偵察戦闘大隊、と多種多様な部隊が駐屯しています。

 姫路駐屯地創設73周年記念行事、11月24日、中部方面特科連隊の駐屯地です。今年三月に第3特科隊、第10特科連隊、第13特科隊が廃止改編され、先んじて第14特科隊を廃止し松山に創設された中部方面特科隊が、上記部隊を編合し中部方面特科連隊として再編されました。4個特科大隊12個射撃中隊のFH-70榴弾砲60門を装備する特科連隊だ。

 八尾駐屯地創設70周年エアフェスタYAO2024、11月24日、大阪府八尾市に所在しています八尾駐屯地は中部方面航空隊本部と中部方面ヘリコプター隊、そして第3師団隷下の第3飛行隊が駐屯しています。観閲飛行では大編隊が組まれるとともに、訓練展示ではヘリコプター部隊の駐屯地ながら本格的な野戦が繰り広げられることも、おおい。

 九州補給処創設72周年目達原駐屯地祭、11月24日、西部方面ヘリコプター隊と第1戦闘ヘリコプター隊が駐屯する駐屯地で、第1戦闘ヘリコプター隊は第3対戦車ヘリコプター隊を改編した2021年創設の新しい部隊で全国の対戦車ヘリコプター隊は航空機不足から1個飛行隊のみの実質対戦車飛行隊ですが、ここには2個戦闘ヘリコプター飛行隊が。

 松戸駐屯地創設72周年記念行事、11月23日、寒くなってきました関係でしょうか、今週末最も北で行われるのは千葉県の松戸です。需品学校と第2高射特科群が駐屯していまして、式典とともに訓練展示が行われ、高射特科群隷下の部隊で松戸に駐屯している第336高射中隊による03式中距離地対空誘導弾システムの訓練展示が行われます。

 春日基地開庁65周年記念行事、11月23日、九州全域を防衛警備管区とする航空自衛隊の西部航空方面隊司令部の置かれる基地です。司令部地区と飛行場地区があり飛行場地区には春日ヘリコプター空輸隊などが置かれているのですが、今回公開されるのは司令部地区のみ、装備品展示や高尾山レッドクラブ機動展示、また職場体験も行われるという。

 対馬駐屯地創設44周年記念行事、11月24日、長崎県の離島である対馬を警備する対馬警備隊の創設記念行事です。駐屯地での記念式典や訓練展示とともに対馬市交流センターを起点として市中パレードも行われるとのこと。長崎県ですが、ただ、博多からフェリーを利用した方が長崎県の佐世保からのフェリーよりもはやい。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・11月23日:松戸駐屯地創設72周年記念行事
・11月24日:板妻駐屯地創設62周年記念行事
・11月23日:11月24日、豊川駐屯地創設74周年記念行事
・11月24日:八尾駐屯地創設70周年エアフェスタYAO2024
・11月24日:姫路駐屯地創設73周年記念行事
・11月24日:築城基地航空祭2024
・11月23日:春日基地開庁65周年記念行事
・11月24日:九州補給処創設72周年目達原駐屯地祭
・11月24日:対馬駐屯地創設44周年記念行事
・11月24日:別府駐屯地創設67周年記念行事
・11月24日:第15旅団創設14周年那覇駐屯地祭

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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【臨時情報】ロシア軍ウクライナ攻撃にICBM大陸間弾道弾攻撃の可能性-プーチン大統領は否定

2024-11-22 07:00:38 | 国際・政治
■米ロ全面核戦争の懸念
 ロシアウクライナ戦争が第三次世界大戦の導火線上にあるという懸念は前からありますが今回その現実性について懸念するべき事態がありました。戦争が拡大するならば日本も当事者とならざるをえません。

 ロシア本土カスピ海北部のアストラハン州からウクライナのドニプロへ弾道ミサイルが発射、ウクライナ政府はこれがICBM大陸間弾道ミサイルであったと発表しました。現地からと思われる映像には複数のミサイルが同時弾着するものが映っており、真偽は今後検証する事となるのでしょうが、ICBMの多弾頭型の着弾と共通する景況が確認されました。

 ICBM大陸間弾道弾が使用された場合、この戦争の本質が根本から変わる可能性があります。通常弾頭のICBMを単純な視点で見た場合は、ペトリオットミサイルなど既存のウクライナ軍防空システムでは迎撃できない打撃力、と理解する事が出来るのかもしれませんが、その理解は恰も核兵器を通常よりも威力の大きな爆弾と理解しろという様なもの。

 ロシア国内はアメリカのDSP早期警戒衛星により、一定以上の高度に飛翔する飛翔体と一定以上の大きな熱量を探知する警戒システムにより監視されています、いや監視対象は地球全体に広がるのですが、膨大な核戦力を有するロシア本土は特に核兵器によるアメリカ本土紀州を警戒し監視されており、その最中にICBMを投射するという危険性です。

 ロシア国内から発射された一定以上の高度を飛翔する物体はNORADを通じ、まず電磁反射特性からミサイルの形式とともに傾斜角度を計算します、これによりかなりの部分で北米に向かっているかなど軌道が判明する為です、この時点でNORADはワシントンDCへ緊急警報を発し、国家指揮権限者、通常は大統領、へ対抗措置の命令準備を上申します。

 全面核戦争の準備、というものは上記の通りで、これは最初の一発目を高高度核爆発により発生させるEMP核電磁パルスにより広範囲に電波通信を遮断し防護措置のない電子機器を破壊するため先に手を打つ必要があるのです。一定以上の高度に飛翔した物体は、オーストラリアや南アフリカなどにアメリカが配置したレーダーでも追尾が行われる。

 飛翔体から側板が分離するか否か、レーダーが監視するのはこの点です。何故ならば飛翔したものが人工衛星であった場合は不要な重量物である側板を分離します、が、核弾頭なり何なり、地上に再突入する為にはその突入体を保護するために側板を保持する必要が有り。これが確認されない場合、そして軌道が事前通知されていない場合は、反撃が必要だ。

 ミニットマン大陸間弾道弾などアメリカには反撃の装備が充分保持されていますが、いずれも核弾頭です、そして敵の核弾頭により発射前に破壊される前にこちらが発射しなければ、相手に残る核戦力により次は大都市など経済中枢や指揮中枢が狙われる事となります、この時点で、地球の人口が半減する程度の、次の次元の戦争に発展してしまうのです。

 ICBMか、中距離弾道弾か、ICBMであった場合はこれが日常的に使用される事と成れば、毎日核戦争まで数分の世界を活きる必要があります、すると超えてはならない一歩、核戦争を防ぐためにアメリカはウクライナへ軍事介入するか、ロシアの核戦力に対する次の段階の準備を強いられます。少なくともICBMの現状を看過する事はできなくなるのですね。

 ただ、ロシアのプーチン大統領は21日の演説で、中距離弾道ミサイルであったと発言、一方、ミサイルの種類について演説で当日に言及した事は過去になく、一部報道でも中距離弾道弾であったというものはありますが情報は錯そうしている。ロシアは前進を続けていますがその速度は遅く毎日1500名の死傷者が出ており、核兵器による威嚇を続けています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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