■間近に見るF-2発進準備
COVID-19の時代でも航空祭が再開されるのを心待ちにしていた方は多いでしょうがその通り航空祭でなければ見る事の出来ない情景があるのです。
F-2戦闘機、今回航空祭に久々にpowershotG3Xを動員しましたので、航空祭に使うのは前回の岐阜基地航空祭以来、その前は岐阜基地航空祭前日の小牧基地航空祭、その前となりますと美保基地航空祭いや小松基地航空祭というところでしょうか、本当に久々という。
次期戦闘機開発として、F-2は後継機開発が開始されるのですが、考えてみればFSXの開発時点では日本独自の戦闘機を志向しつつ、しかし当時の日米貿易摩擦と云う影響から、F-16戦闘機を基本として開発する方針が示され、その枠内で発展したという戦闘機です。
FSXは日米貿易摩擦に翻弄され、貿易黒字相殺にF-16戦闘機を、という日米摩擦に展開した訳ですが、防衛と有事の際の稼働率を考えれば国産技術という視点は当時としても一つの合理的選択であり、要するに防衛よりも経済、という安穏とした時代であったといえる。
次期戦闘機、アメリカの技術協力やエンジン提供という以前に、結局アメリカが危惧していた日本製戦闘機によるアメリカの戦闘機市場の優位への挑戦というものは、韓国のFA-50戦闘機とKF-21ボラメ戦闘機がとってかわった構図で、FSXの摩擦は何だったのか、とも。
G3Xの望遠は電子ズームにより2400mmという、かなり強力な望遠性能を発揮しますので、いままさに整備中、そんな迫力の構図を写真として収めることができるのですね。戦闘機だけならば日常でも基地の周りを散策していますと、撮影することは難しいことではない。
戦闘機は、しかし基地の中のいままさに離陸するべく整備しているという、いわば戦闘機が運用されるための様子というものをみるのは、どうしても航空祭で間近にみるか、もしくは自衛隊に入るでもしなければ成り立たない構図という、自衛隊も航空のみ、という。
操縦席の操縦士をここまでアップで撮影できる、やはりG3Xのズームは凄い。敬礼して機体の周りを点検して、列線整備から燃料補給を経て、敬礼で離陸へ誘導路を移動してゆく最中を見送る、という一連の展開を、航空祭だからこそ撮影できるように思えるのですね。
飛行開発実験団の評価試験用塗装で並ぶF-2戦闘機、F-2戦闘機発進準備の列線を直ぐ近くから眺める、戦闘機が飛ぶのではなく飛ぶまで、普段みられないものをみる、これこそが航空祭の醍醐味なのかな、と考えます。そうした航空祭が行われる日常、戻ってきました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
COVID-19の時代でも航空祭が再開されるのを心待ちにしていた方は多いでしょうがその通り航空祭でなければ見る事の出来ない情景があるのです。
F-2戦闘機、今回航空祭に久々にpowershotG3Xを動員しましたので、航空祭に使うのは前回の岐阜基地航空祭以来、その前は岐阜基地航空祭前日の小牧基地航空祭、その前となりますと美保基地航空祭いや小松基地航空祭というところでしょうか、本当に久々という。
次期戦闘機開発として、F-2は後継機開発が開始されるのですが、考えてみればFSXの開発時点では日本独自の戦闘機を志向しつつ、しかし当時の日米貿易摩擦と云う影響から、F-16戦闘機を基本として開発する方針が示され、その枠内で発展したという戦闘機です。
FSXは日米貿易摩擦に翻弄され、貿易黒字相殺にF-16戦闘機を、という日米摩擦に展開した訳ですが、防衛と有事の際の稼働率を考えれば国産技術という視点は当時としても一つの合理的選択であり、要するに防衛よりも経済、という安穏とした時代であったといえる。
次期戦闘機、アメリカの技術協力やエンジン提供という以前に、結局アメリカが危惧していた日本製戦闘機によるアメリカの戦闘機市場の優位への挑戦というものは、韓国のFA-50戦闘機とKF-21ボラメ戦闘機がとってかわった構図で、FSXの摩擦は何だったのか、とも。
G3Xの望遠は電子ズームにより2400mmという、かなり強力な望遠性能を発揮しますので、いままさに整備中、そんな迫力の構図を写真として収めることができるのですね。戦闘機だけならば日常でも基地の周りを散策していますと、撮影することは難しいことではない。
戦闘機は、しかし基地の中のいままさに離陸するべく整備しているという、いわば戦闘機が運用されるための様子というものをみるのは、どうしても航空祭で間近にみるか、もしくは自衛隊に入るでもしなければ成り立たない構図という、自衛隊も航空のみ、という。
操縦席の操縦士をここまでアップで撮影できる、やはりG3Xのズームは凄い。敬礼して機体の周りを点検して、列線整備から燃料補給を経て、敬礼で離陸へ誘導路を移動してゆく最中を見送る、という一連の展開を、航空祭だからこそ撮影できるように思えるのですね。
飛行開発実験団の評価試験用塗装で並ぶF-2戦闘機、F-2戦闘機発進準備の列線を直ぐ近くから眺める、戦闘機が飛ぶのではなく飛ぶまで、普段みられないものをみる、これこそが航空祭の醍醐味なのかな、と考えます。そうした航空祭が行われる日常、戻ってきました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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