北大路機関

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【京都発幕間旅情】伊賀鉄道-忍者列車登場!しのびの国を走る伊賀鉄道200系電車の眼ヂカラが凄い電車

2023-05-07 18:21:56 | コラム
■松本零士先生デザイン
 忍者は未だ実在します。

 伊賀鉄道、近鉄伊賀線という赤字路線を近畿日本鉄道から切り離し、その経営に近鉄と共に伊賀市が参画する事で2007年に創設された鉄道会社です。2007年当時は伊賀市の出資割合がわずかではあったのですが、2017年に伊賀市の出資割合を四分の一まで引き上げた。

 伊賀上野駅から伊賀神戸駅までの16.6kmという距離を運行する、ほんとうのローカル線というべき路線です。しかしその道中には伊賀上野城を筆頭に観光地もあり、確かに赤字かもしれないけれども地域交通と共に観光輸送には重要な路線となっている伊賀線です。

 200系電車、もともと近鉄からの分離当時は860系という1960年代の車両が活躍していたのですが、流石に2010年代に入ると半世紀以上を経て老朽箇所も多くなり、1980年代後半から運用が開始された東急1000系電車を改造の上取得したのが、この200系電車だ。

 眼ヂカラが凄い電車、という話題ですが、この塗装は松本零士先生がデザインした忍者列車という。忍者といってもOH-1観測ヘリコプターは関係ありません、伊賀流忍術の根拠地であった伊賀を運行するということでこのデザインとなり、ピンク色はくノ一電車です。

 伊賀鉄道のおかにも岐阜県大垣市の大垣駅を起点に桑名と揖斐を結ぶ養老鉄道はもともと近鉄養老線でしたが、ここもかなりの赤字路線という事で養老鉄道として経営分離しています。そして同様に近鉄時代の車両は老朽化が進み、他の中古車に置換えが進んでいる。

 東急1000系電車は、車体がはばのぶぶんで近鉄時代の860系よりも若干大きく、予算は限られているもののほかに良い車両も無かった為に仕方なく伊賀鉄道は全ての駅のホームを削って大型車両に対応、というちょっとダイナミックな方法で対応していたりします。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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