■自衛隊関連行事
河野太郎元防衛大臣がワクチン担当大臣へ任命されましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。今回も空挺降下訓練始めの写真とと共に、こちらは2020年の河野大臣時代のもの。
今週末の自衛隊関連行事は行われません。最後に行事実施を紹介して以来、一年を経た事となりますがCOVID-19による影響が顕在化した後に全く再開のめどは立たず、僅かに招待者限定の行事や募集対象者に限定した部隊一般公開、艦艇広報が行われるのみとなっています。ワクチン接種開始、大きな朗報といえるところですが、新たな新型コロナ攻勢が。
ファイザー社ワクチン供給は遅れる見通しです。厚生労働省は1月20日にファイザー社との間で漸く正式契約となった旨を発表しました。今まで仮契約だったのか、と驚かされるものですが、供給期限は仮契約では6月末までの供給という内容だったのですが、田村厚生労働大臣の発言では、ファイザー社は納入完了が年内までと半年近く遅延するもようだ。
イギリス変異株の日本国内市中感染確認、新型コロナ攻勢に。資源も食料さえも自給できない我が国としては、一般家庭が完全外出禁止を一週間持続できないように国の経済も完全な鎖国一ヶ月というようなものは想定していません、故に商用や留学はじめ人の移動は抑えても最小限度生じるのですが、感染力が七割強とされる変異株は遂に入り始めました。
COVID-19変異株、変異したのではなく変異株ですので別にCOVID-21が出現した訳ではなく、既に二万近くに上る変異株の一つではあるのですが、イギリス変異株は感染力が強い点が特色です。この脅威が認識されたのは昨年後半、出現し始めた変異株の感染者に占める比率がイギリス南部で一挙に増大、変異株の中でも高い感染力があると認識されます。
ワクチン接種は日本ではまだ開始されていませんが、変異株について、ワクチン効力はあると暫定結果が出ています。暫定結果、臨床試験はしていないのか、と思われるかもしれませんが、暫定でも結果を出さなければ接種後三カ月でどうなるか、という治験結果は三カ月を要するので、それまで時間の猶予は無く暫定でも結果が必要、との証左なのですが。
実効再生産数が2の場合と3の場合の違い。七割の感染力増大と云われますと実感がわかないのですが、実効再生産数という数値が分り易くその危険性を示してくれるでしょう。実効再生産数というのは、一人の患者が二人に感染させる場合は2で三人に感染させる場合は3です。なんだ、一人の違いか、と思われるかもしれませんが、感染は続く場合には。
127名か1093名、実効再生産数が2の場合には1ヶ月後の感染者数は127名ですが、実効再生産数が3となりますと一か月後に1093名に増大するのです、すると重症化率を5%とした場合、127名の場合は6名強でなんとか集中治療室が収容できますが、1093名となると55名、都市規模によってはこれだけを収容する難しさがあり、溢れた分が死者にはいる。
イギリス変異株というものの感染力七割増大とは、実効再生産数が2から3に上昇する、と考えれば、その意味が分かるでしょう。ただ、致死率に大きな変化はありません、概ね2%で推移しており、医療崩壊さえ起きなければ1%台となります。自宅療養の場合はカロナール解熱剤とアスピリン鎮痛剤でひたすら病床が空くのを待つほかないのですから、ね。
欧州では対策を強化しています。ドイツとフランスは相次いでN95やN90医療用防護マスク着用義務化を進めています。これはフィルターのない布製マスクや不織布アスクでは感染対策には対応できないとして、サリンなども防ぐ事が可能なN95マスク、フランスではUNS1というN90相当の規格マスク着用を義務化する動きがあり、ワクチンにも影響が。
イギリスは二回必要なファイザー社製ワクチン接種の二度目接種延期を決定しました。これはファイザー社製ワクチンは一回目の接種で50%、三週間後に行う二回目の接種で95%の効力を発揮するという事ですが、言い換えれば一回目の接種だけでも50%の効力があり、例えれば中国のシノバック社製ワクチンを二回接種したのと同等の効力があるのですね。
ファイザーワクチンの接種回数を一回に抑えるのは、二回必要な接種の医療資源を兎に角一回だけでも接種させ、毎日都市封鎖をおこなっている最中でさも4万5万という感染拡大が続く状況を少しでも抑えたい苦肉の策でもあり、収束後は再度終息に向け二回の、つまり二回目三回目、ワクチン接種が必要となり、無駄遣いなのですが、仕方ない、という。
日本の接種開始が一ヶ月ほど要するなか、世界のワクチン不足は進み、塩野義製薬等国産ワクチン開発は、開発本格化の時期に感染拡大が収まった事が治験や臨床データの遅れに拍車をかけた事もあり、未だ。ワクチンリスクを呑んで早期接種という選択肢は、しかし過去の薬害の反省もあり進みません、自粛頼みの感染対策は当面、続くのかもしれません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
河野太郎元防衛大臣がワクチン担当大臣へ任命されましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。今回も空挺降下訓練始めの写真とと共に、こちらは2020年の河野大臣時代のもの。
今週末の自衛隊関連行事は行われません。最後に行事実施を紹介して以来、一年を経た事となりますがCOVID-19による影響が顕在化した後に全く再開のめどは立たず、僅かに招待者限定の行事や募集対象者に限定した部隊一般公開、艦艇広報が行われるのみとなっています。ワクチン接種開始、大きな朗報といえるところですが、新たな新型コロナ攻勢が。
ファイザー社ワクチン供給は遅れる見通しです。厚生労働省は1月20日にファイザー社との間で漸く正式契約となった旨を発表しました。今まで仮契約だったのか、と驚かされるものですが、供給期限は仮契約では6月末までの供給という内容だったのですが、田村厚生労働大臣の発言では、ファイザー社は納入完了が年内までと半年近く遅延するもようだ。
イギリス変異株の日本国内市中感染確認、新型コロナ攻勢に。資源も食料さえも自給できない我が国としては、一般家庭が完全外出禁止を一週間持続できないように国の経済も完全な鎖国一ヶ月というようなものは想定していません、故に商用や留学はじめ人の移動は抑えても最小限度生じるのですが、感染力が七割強とされる変異株は遂に入り始めました。
COVID-19変異株、変異したのではなく変異株ですので別にCOVID-21が出現した訳ではなく、既に二万近くに上る変異株の一つではあるのですが、イギリス変異株は感染力が強い点が特色です。この脅威が認識されたのは昨年後半、出現し始めた変異株の感染者に占める比率がイギリス南部で一挙に増大、変異株の中でも高い感染力があると認識されます。
ワクチン接種は日本ではまだ開始されていませんが、変異株について、ワクチン効力はあると暫定結果が出ています。暫定結果、臨床試験はしていないのか、と思われるかもしれませんが、暫定でも結果を出さなければ接種後三カ月でどうなるか、という治験結果は三カ月を要するので、それまで時間の猶予は無く暫定でも結果が必要、との証左なのですが。
実効再生産数が2の場合と3の場合の違い。七割の感染力増大と云われますと実感がわかないのですが、実効再生産数という数値が分り易くその危険性を示してくれるでしょう。実効再生産数というのは、一人の患者が二人に感染させる場合は2で三人に感染させる場合は3です。なんだ、一人の違いか、と思われるかもしれませんが、感染は続く場合には。
127名か1093名、実効再生産数が2の場合には1ヶ月後の感染者数は127名ですが、実効再生産数が3となりますと一か月後に1093名に増大するのです、すると重症化率を5%とした場合、127名の場合は6名強でなんとか集中治療室が収容できますが、1093名となると55名、都市規模によってはこれだけを収容する難しさがあり、溢れた分が死者にはいる。
イギリス変異株というものの感染力七割増大とは、実効再生産数が2から3に上昇する、と考えれば、その意味が分かるでしょう。ただ、致死率に大きな変化はありません、概ね2%で推移しており、医療崩壊さえ起きなければ1%台となります。自宅療養の場合はカロナール解熱剤とアスピリン鎮痛剤でひたすら病床が空くのを待つほかないのですから、ね。
欧州では対策を強化しています。ドイツとフランスは相次いでN95やN90医療用防護マスク着用義務化を進めています。これはフィルターのない布製マスクや不織布アスクでは感染対策には対応できないとして、サリンなども防ぐ事が可能なN95マスク、フランスではUNS1というN90相当の規格マスク着用を義務化する動きがあり、ワクチンにも影響が。
イギリスは二回必要なファイザー社製ワクチン接種の二度目接種延期を決定しました。これはファイザー社製ワクチンは一回目の接種で50%、三週間後に行う二回目の接種で95%の効力を発揮するという事ですが、言い換えれば一回目の接種だけでも50%の効力があり、例えれば中国のシノバック社製ワクチンを二回接種したのと同等の効力があるのですね。
ファイザーワクチンの接種回数を一回に抑えるのは、二回必要な接種の医療資源を兎に角一回だけでも接種させ、毎日都市封鎖をおこなっている最中でさも4万5万という感染拡大が続く状況を少しでも抑えたい苦肉の策でもあり、収束後は再度終息に向け二回の、つまり二回目三回目、ワクチン接種が必要となり、無駄遣いなのですが、仕方ない、という。
日本の接種開始が一ヶ月ほど要するなか、世界のワクチン不足は進み、塩野義製薬等国産ワクチン開発は、開発本格化の時期に感染拡大が収まった事が治験や臨床データの遅れに拍車をかけた事もあり、未だ。ワクチンリスクを呑んで早期接種という選択肢は、しかし過去の薬害の反省もあり進みません、自粛頼みの感染対策は当面、続くのかもしれません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関