北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ウクライナ情勢-ポクロフスク攻防戦で示された小型無人機と戦車火砲協同運用の重要性

2025-01-27 07:17:23 | 先端軍事テクノロジー
■防衛情報-ウクライナ戦争
 戦車か無人機かという段階ではなくウクライナ軍の運用を見ますと戦車部隊OBが幾度も言う通り両方とも必要である事が示されていまして、また電子戦装備の末端までの普及という必要性を含め自衛隊が学ぶべき戦訓である。

 ロシア軍はポクロフスク方面において無人機不足に陥っている、ISWアメリカ戦争研究所1月15日付ウクライナ戦況報告によれば、ロシア軍はこのところ電子妨害による無人機運用の障壁にさらされており、この打開策として有線式の光ファイバー方式ドローンを投入していますが、この特性の違いによりドローンオペレーター不足に陥ったという。

 ロシア軍はげんざい、ポクロフスクを新しい焦点として攻勢を強化していますが、通常の無人機は電子妨害により充分性能を発揮出来ず、ロシア軍はこのため、ポクロフスク方面の天候が良好である事から、滑空爆弾を使用してウクライナ軍を圧迫しているという事ですが、無人機においてウクライナ軍が優位にある事から幾つかの新要素があるとのこと。

 電子妨害が有効に機能しており、ロシア軍が全線で多用している市販無人機の改造型はかなりの部分撃墜されているという。ロシア軍はこれを受け、電子妨害を受けない光ファイヴァー欲し着無人機を、ロシア軍司令部が必要と判断したときのみ、投入していますが、これが必要数を供給できておらず、運用能力も低く妨害に強くとも良く落ちているという。

 ウクライナ軍は無人機を有効に運用する事で、ロシア軍の戦車運用をかなりの部分で封じており、具体的には、前線付近の3kmから6kmの地域においてロシア軍は戦車や装甲車を運用した場合、かならずウクライナ軍無人機の攻撃を受け、これら装甲車両を運用出来ていないとのこと。またウクライナ軍は無人機により火砲の精度を相当向上させている。

 FRV無人機は、ロシア軍戦車を一撃で破壊する事はできませんが、5機から10機を連続して突入させるため、ロシア軍戦車は厳しい状況にあり、一方でこの状況を活かして、ウクライナ軍は戦車を自由に行動させ、逆に結果的に戦車を運用出来ない丸裸のロシア軍歩兵部隊に対してウクライナ軍戦車は戦車砲による直接火力支援に有用に機能しているとも。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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【G3X撮影速報】カブールC550-CAVOUR日本初寄港(6)撮影場所は観音崎からヴェルニー公園へ(2024-08-22)

2025-01-26 20:23:57 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■横須賀基地へ
 カブールを撮影してアルピーノ撮影へ。

 イタリア海軍の航空母艦と共に現在はフランス海軍の原子力空母が太平洋方面へ展開を開始しているのですが、今後の日本の安全保障をマクロな視点から考えた場合、どうなるのだろうか、と考えるのですね、欧州が全通飛行甲板型艦艇を増やしている。

 全通飛行甲板型艦艇、注目すべきはF-35Bという選択肢、これも着艦支援装置などを搭載しますとその費用だけで嵩むものですし、強力なジェットを甲板へ吹き付けるF-35Bは生はんかな甲板の強度では対応できないという実情もあるのですけれども。

 F-35Bを運用出来るならば、もちろん長期案の運用を考えればアメリカ海軍尾ニミッツ級やジェラルドフォード級のようなメガキャリアーには対抗出来ないのですが、水上打撃の一環を航空機により担うのならば、F-35Bの運用能力という意味はおおきい。

 欧州、一方で、これはアメリカのテロとの戦いに支援を強化しすぎて、水上戦闘艦艇が従来型の戦闘よりも法執行に支店を置いた艦艇の比率が増えてしまいましたので、ロシアの軍事圧力はもちろん、中国にたいしてもこの種の艦艇の能力は限界があります。

 イタリア海軍、海軍艦艇の問題はもう一つ、造船応力というものがありまして、日本でも護衛艦を建造できる造船所はかなり集約されていて、横浜と玉野と長崎だけとなってしまいました、ただ、この状況も世界を観ればかなり恵まれた状況となっていてる。

 これは海上防衛を考えれば自衛隊の規模に由来するところも大きかったといえる。護衛艦の規模を維持したのは、造船所が有れば護衛艦を量産できるのですが、諸外国を見ると、一旦造船所を廃止してしまうと、また一から用地と工員を集めるのは難しい。

 造船能力は、イタリアのフィンカンティエリ社は高い技術を維持していますが、じっさいのところ、造船メーカーの具体的な名前は敢えて避けますが、銃身が偏って傾いた水上戦闘艦を納品しようとしたり、火器管制装置不備のまま納品した事例が欧州には。

 空母のスクリューシャフトが運転すると海水が漏れてくるという話をききますとかつての造船大国が今は、と嘆息しましたが、このほかにも起工式の時点で水上戦闘艦の設計が完了していないのに建造を始めるなど、艦を設計するには経験も必要という。

 日本の場合は、欧州の水上戦闘艦建造能力をみわたしますと、もちろん全欧よりは大きな、という事は云わないのですが、製造業を手放して流通や通信とサービス業の方に収斂、これが結果的にCO2削減の面で欧州が優位に立つ訳ですが、その結果が突き付けられ。

 アルピーノ、装備の面や弾薬定数と満載排水量を見ますと、かなり理想的な水上戦闘艦に思えてくるのですが、これを設計として仕上げられる事例が、世界的に見てかなり厳しい状況がある、逆に韓国やトルコなど新興国の頑張りの方が印象的ともいえて。

 観音崎で撮影を完了しますと、とりあえず横須賀へ転進しました。入港を撮影するには、といいますのも結局高台から撮影するのが一番だというのですけれども、曳船がとりついてしまいますから、それならばと観音崎で撮影したのですけれども。

 横須賀、観音崎からは京浜急行でもいけますが横須賀線の横須賀駅まで直通のバスも運行されています、ただ、本数が多いので、この日は良く確認していなかった故にけっこう待ち時間が多かった、只、それを含めてもこんな感じで撮影出来たのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】百里基地ラファール日仏共同訓練【7】C-2輸送機とA-400M輸送機の並び(2024-07-19)

2025-01-26 20:01:44 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■日仏共同訓練
 ラファール特集は漸く今回が最終回です。

 百里基地へA-400M輸送機が着陸して参ります、A-400M輸送機、これはC-130のような民間型が有りませんので、関西国際空港や中部国際空港で待っていても貨物型のC-130輸送機のように見る事はできません、軍用機ならば別だが。

 A-400M輸送機、大きさ輸送能力と航続距離からC-2輸送機とも良く比較される航空機なのですけれども、むかし、中部国際空港にトルコ空軍の機体が来日しているのを撮影して以来、というところでしょうか、もっとも首都圏ですと事情は違うようで。

 ラファール戦闘機が昨年、日仏共同訓練へ参加したさいに入間基地へとA-400M輸送機、着陸していまして、ただ、A-400M輸送機とラファール戦闘機を両方、入間基地で撮影しようとして結構ラファールが高い高度を飛行してがっかりした人もいるとか。

 入間基地でA-400M輸送機がやってくるということは発表されていても、ラファール戦闘機は所沢航空発祥館において日仏航空友好関連行事、日本が最初に導入したのはアンリファルマンだし、陸軍航空隊が導入したのもニューポール戦闘機がふくまれている。

 所沢航空発祥館、ここで行事があるという事で待っていた方は、新田原基地へ訓練展開していたラファールをしっかり、ある程度高度を低くしてくれたとかで撮影出来たようですが、A-400M輸送機もラファールも、というかたには、二兎追うものなんとやら。

 ラファール戦闘機、証拠写真にはなったのだろう?とは聞いてみたのですが、ラファールかといわれればラファールだあ、という手度の写真が撮影できたのみといい、600mm望遠をAPS-Cセンサーで撮影しても、ほぼほぼ点であったという、それはそれは。

 C-2輸送機とA-400M輸送機、百里基地ではここで並ぶという。けっこう熱かったので、ラファール撮影後に撤収しようかとも思ったのですが、まあ、折角多数のA-400M輸送機がならぶならばとってみようよ、と友人のお話しもありましたので踏ん張り。

 真夏、ほんとうに熱かったのですね、虫さえもすくないほど、ただ、アリが巣から灼熱で追い出されているようで、茨城空港はとにかく、アリが多い駐車場になっていた、という印象です。カメラバックにも自分にもアリがどんどん昇ってくるわけですからねえ。

 茨城空港、展望デッキは撮影を難しくするアクリルガラスがありまして、ここから撮影する技術さえ磨けば、すずしい空港ターミナルで給水と食事とをたのしみながら航空機の到着を待てたのかもしれませんが、この当たりは今後の練習次第なのかなあ。

 展望デッキ、難しいかもしれませんが若干下に隙間がありましたので、練習と云いますか撮影技術と云いますかうらわざといいますか、ここからカメラを出して、撮影をアクリルガラス越しに撮影するならば、何とかなるのかもしれないなあ、と思うのですね。

 A-400M輸送機、並んでいます。これ、たしかにこの百里基地がどこの空軍基地なのか分らなくなってくるような国際色豊かな印象でして、これを撮影出来たのは、熱中症すれすれではあったのだが、頑張って粘ったかいがったというのかもしれない。

 こうして、百里基地での撮影は完了しました、早朝に友人が駅前のビジネスホテルでピックアップして頂きまして感謝ですが、終盤、こちらが熱中症手前になってしまったこともあり、迷惑を掛けてしまったなあ、と反省する次第、ありがとうございました。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-寺町,すき焼きを頂くのは四条寺町の名店

2025-01-26 18:11:25 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 寒さというのは事後どうなるのかと思いつつこういう日は温かいものをいただきたい。

 すき焼き、北大路機関だけでは無いと思うのですけれどもこの疲れたときや気分を盛り上げたいときのご馳走、やはりご馳走と言いますとすき焼きを頂きたくなるところです。自宅すき焼きも美味しいのですが、後片付け云々を考えますと、広いお店ですき焼きを愉しむというのも捨てがたい。

 キムラ、ここは新京極と寺町がそのまま四条通のほうへ繋がる一角の、つまりアーケードの出口付近、寺町電気街への境界線の少し北側にありまして、修学旅行生には多少敷居が高いのかもしれませんが、学生でもランチタイムは手軽にすき焼きを愉しめるという、多分知名度では京都一のすき焼き。

 牛肉を、すき焼きに仕立ててゆくのはお客様自身という焼き肉店の延長線上にあるような感じの店内となっていまして、そして意外に広く、さすがに満席かな、と思うようなときでも靴を預けて絨毯を敷いた階段を上ってゆきますといくつにも分かれた大部屋の座卓は意外に数多く並ばず頂ける。

 鉄鍋に、こうお肉を並べてゆきまして、そして一面がお肉で満たされた頃合いに、白砂糖を雪のように、今年は雪降ったのに多忙とそのあと寝込んでいたとかをふくめると雪景色を窓から愉しむことしか出来ず、ああ金閣寺清水寺永観堂東福寺鞍馬寺神護寺大徳寺永平寺と思いながら見上げていた。

 金閣寺は兎も角、永平寺ならば雪はあるのかなあ、と思ったりもするのですが、さあこの冬、もう一回くらい来たれドカ雪、とおもいつつ、白砂糖がすき焼きに溶けてゆく様をみる。京都も金閣寺の積雪などはへたすると午後には解けていたりするので注意が必要、ここの白雪は焦げ付かぬよう注意が。

 すき焼き、煮立ってくると肉の色合いが変わってきますので、食べ頃かな、と思うのですが、そこがドシロウトノアサハカサよ、とお店の人に笑われないようにしっかり煮込んで、食材が料理になる分水嶺をしっかり待ちます、もちろん、お供にお酒があると清酒の柔らかさで待つ時間も愉しく。

 生卵は、これがすき焼きをすき焼きたらしめているもので、これを出せるからこそ日本ではすき焼きが成り立っているのだなあ、と思う、これがないとすき焼き風煮込みでしかないのだから。しかし日本以外で鶏卵の生卵、もう少し生食用が浸透しても好いと思うのですけれども、文化の違いなのか。

 仕上がったすき焼きを、清酒とともに、ご飯とともに、お供として一番手は皆さんどちらなのでしょう。わたしの場合は清酒を口に含みながら鷹揚な気持ちですき焼きが仕上がる様子を愉しみますと、ちょうど正一合の徳利が空になりますので、追加を頼みながら丼飯を先のおともに、としているが。

 清酒は、しかし肴と言うよりはすき焼きが仕上がる様子を見てそれを肴にしているのだから、すき焼きのお供は一番手が清酒なのかもしれない、1998年からはるなさん名乗っているので艦これ運営開始15年前から似たようなことをやっていると言い続けている北大路機関はるなさんとおなじ。

 すき焼きは、面白いのが、煮すぎにしていますと肉は硬くなるけれども味がしっかり染みこんでいてかみしめるとこれは良い肴になるのです、が、煮すぎていないお肉は柔らかくよく広がるので、ご飯の上で牛丼以上に贅沢に広げて大きいままシロメシをおおきくおおらかに包むように食べても好い。

 自由なのが、こういうお店で頂くすき焼き名のだろうなあ、と考えるのです。キムラさん、自分で調理する楽しさを煩雑さと勘違いする人がいるのかもしれませんが、自分の流儀で自由に焼き上げて堅さ柔らかさと肴かおかずかを選んで頂ける、やはりご馳走と言えばすき焼きなのだなあ、と思うのですね。

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【京都発幕間旅情】大阪メトロ400系電車,大阪関西万博とともに考えて欲しい技術の方向性

2025-01-26 07:00:10 | コラム
■大阪メトロ
 被写体を撮影する際に第三者を最大限画角から外すようにしている身の上からしますともう少し監視カメラによる画像情報収集の在り方を考えて欲しいと思う。

 大阪メトロ400系電車、2023年より導入が開始された新型電車で、大阪関西万博に合わせて大阪メトロが実施した輸送力増強の一環として行われましたが、見た目がかなり未来を言っているので、写真で見て驚きましたが、実物を見ても改めて驚きました。

 未来、しかしこのところ驚きましたのは、大丈夫かな、みらい、というところです。みらいといっても、魔法つかいプリキュアとか、ジパングのイージス艦とかではなく、技術的な進歩の方向性と過多に集められる画像情報とプライバシーの管理という意味ですが。

 顔認証によるチケットレス乗車、草創期の指紋認証PCではまったく反応せず、結局ワンタッチで認証というものを一分以上繰返して、それでも反応しなかったので暗証番号を撃ちこんで起動させた、という事の再来は流石にないとは思うのですけれども。

 チケットレスも重要なのかもしれませんが、顔認証により大量に集め、要するの個人情報、何処から何処まで移動したのかというものを際限なく集められる事が、大丈夫なのかなあ、と思うのですね。個人情報保護は法律により守られているのですが、それでも。

 個人情報漏えいは幾度も起きているのですが、情報管理不足により漏えいした場合でも、朗詠させた側よりもサイバー攻撃を行った側と被害者という位置づけで、漏えいさせた企業への罰則が不充分であるように思う、その管理不充分が問われても罰則はほぼ、ない。

 猟銃や爆薬が管理不足で大量盗難されたならば、カギはかけたのに窓が割られた、と弁明しても管理責任が問われるでしょう、しかし個人情報についてはここまで盗まれた被害者の管理不足が問われない、このあたり、もう少し集める姿勢を、考えて欲しいものです。

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【G3X撮影速報】入間基地航空祭二〇二四(2)空往くチヌーク-入間ヘリコプター空輸隊(2024-11-03)

2025-01-25 20:25:15 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■空往くチヌーク
 入間基地航空祭の話題です。

 入間基地航空祭、混雑しているという印象があり、それはじつはわたしが初めて撮影した入間基地航空祭2005がかなり混雑していた航空祭であった、という、いわば実体験と周りの風評が重なったものといえる。

 CH-47輸送ヘリコプターの飛行展示が始まりました、入間基地はC-1輸送機がどんどん削減されていますので、飛行展示の規模は小さくなっているのは残念なのだけれども、1機、これは前来たときと同じ。

 C-1輸送機、入間基地といえば長らくC-1輸送機の航空祭という印象があり、それはC-2輸送機が入り始めましても、それはほかの行事と隣接していたりでなかなか行くことが出来ない数年が挟まりまして。

 C-2輸送機の時代に入っているのだなあ、こう実感するとともに、もう一つ、入間基地航空祭が場所を慎重に選ぶことで、実はそれほど混雑していないのではないか、ということです。それは実体験から。

 駅からゲートまで、そしてゲートからエプロン地区まで、ここは混雑しますので、絶対ちかよっては行けない時間帯がある、しかし逆に言えばその導線を避けてしまえばそれほど混雑はしていないのですね。

 開門前、もう一つの混雑はこの開門前の時間帯なのですが、実際のところ、開門前といっても余り早い時間に行きますと、混雑を避けられても結局はあとからあとから並ぶために、人口密度は凄くなるといえる。

 混雑を避けるには、開門前から並ぶ必要は感じるのですが、しかし朝早すぎずとも混雑を回避できるようにおもうのは、結局、混雑を避けるために早く移動することで結局混雑に突入しているということなのかも。

 0700時くらいだと早すぎるが0800時ですとちょっと出遅れるかもしれない、このあたりで調整したいところなのですが、乗換駅とかで急ぎ足の人を見ると、どうしても急かされているような気がしまして。

 開門時間と、エプロン地区の入場時間がちょっと差がありますので、もう開門しているのか、と焦らずとも、案外そんな時間帯でもエプロン地区は端の方が余裕在ることもあるので、急ぎすぎというのもなあ。

 最前列、入間基地航空祭の面白いのは、最前列に拘らずとも飛行展示を見上げられるように工夫されているところなのですけれども、最前列の重要な利点には、目の前に人がいない故の混雑がないということか。

 最前列の利点、それはトラロープの固定しているドラム缶を背もたれがわりにできますし、椅子は持ち込み禁止でもあるのですが、置かれているドラム缶をテーブル代わりにしたりしますと、結構便利という。

 航空祭を愉しむというのは、数年後とまでは行かずとも後で成果の写真を愉しむという事が挙げられるのですが、当日目一杯満喫して、愉しかったなあ、という記憶を残すのも、大事だと思うのですよね。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-伏見,焼き鳥は京阪伏見稲荷大社駅前で

2025-01-25 14:44:05 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 焼き鳥は寒い日が美味しい。

 京都に唯一大雪が降った日に立簿の果てに寝込んでしまい、あーあ、という感じで深々と降りゆく雪景色を眺めていただけなのですが、改めてもう一度大ゆきが降らないかなあ、と思うのですけれども、週明けは崩れる予報が有るも、雪ではなく雨なのかなあ。

 伏見稲荷大社の目の前に、お参りも終えましたので、ビールで乾杯する事としました。店内は床には脂汚れとたばこの煙と焼き台の煙にくもる、まあ要するに下町の雰囲気を満喫できるというのが、ここの醍醐味なのかなあと思う、ちょいと一杯やるのに、ね。

 やきとりのみとレバーと、先ず焼きあがったものが焼きたてのままに五月雨式にやってきてくれますので、熱々ですが口の中のやけどをビールで回避しつつ、水廻しのように美味しく頂く、やっぱりいつでも旨い焼き鳥でも、冬場はこの熱さがうれしいなあ。

 レモンサワーでビールの次を。ビールの苦みというのは、まずこれから美味しいものを頂くという通過儀礼といいますか、これがないと始まらないのだけれども、ビールばかり二番煎じというのも、そんな感じで次にはレモンのかんきつを美味しい肴と共に。

 一番さん、まあ、こう表現しますと、いっちばーんな白露を思い浮かべるかたがおおいのかもしれませんが、ここ、お値段手頃ですので、ちょっとした親湯感覚でより道出来るのが愉しいのですね、これは言い換えれば、満員ならば次の機会を待ってもいい、気軽さ。

 カワ、これ、カワカワカワ、という表記にしますと、“第二次攻撃の必要有と認む”、という意味になるのですが、まあ、夕方の宵の口いちばんお寄り道という事ですので、この日はこんな感じで、気軽に大将さんにお勘定をお願いする、煙草の煙もきつくなったし。

 京阪伏見稲荷大社駅前にあります焼き鳥一番、昔は深く考えなかったのですが、それは深草が近いからとかではなく、この一番さんは、京都のチェーン店だと、東京の方に教え頂きまして、そうだったのかと驚きました次第です。雰囲気は過ごしやすくこんな感じなのだ。

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【京都幕間旅情】京阪電鉄3000系電車大阪関西万博記念塗装,いよいよ二月間近で万博本番は四月

2025-01-25 07:00:38 | コラム
■万博塗装
 日本なのだから何かあってもしっかりまともなものを作るという一種の神話のようなものが過去のものになってしまうのではないかと危惧するのですけれども。

 京阪電鉄3000系電車大阪関西万博記念塗装、京阪神地区の鉄道会社が一斉に万博記念塗装列車を運行しているのですが、なんとかなるのでしょうか、ね。万博、話に聞くのは私が知らない70年大阪万博の熱狂なのですが、その再来を感じられないのですよね。

 東京五輪が2021年に開催された事で、熱狂を共有できなかった事と関係ないとは思わないのですが、1970年の様な熱狂、これは愛知万博のころまでは、苦労していても開始されますと盛り上がりを感じられた、なんとか間に合わせたという感じがあったのですが。

 日本なのだから、という印象が2021年東京五輪において、なんとか形にする、というものを感じさせられなくなり、また、大規模行事のマネジメント能力が、東京五輪後に相次ぐ逮捕者が出た関係で、コンサルタントなどを請け負う大物が居なくなった、という。

 五輪利権、と言われましたが、結局誰かがまとめなければ、マネジメント能力は自然にわいてくるものではなく、例えば富士総合火力演習のように、役所側で万博をマネジメントできる人材を育てる事もしませんでした、そしてこの問題を無視して今に至っている。

 万博準備がどの程度推進しているのか、もうあと二か月と数日で万博は始まるのですけれども、内装がどの程度完成しているのか、また、いまは2022年ロシアウクライナ戦争の最中であり、欧州各国がなかなか防衛以上に行事を行う余裕がなくなっている状況もある。

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令和六年度一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.01.25-2025.01.26)

2025-01-24 20:00:02 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末は自衛隊行事として艦艇広報が三つ行われるもようです。

 護衛艦すずつき一般公開、26日日曜日に長崎市水の辺公園出島岸壁においておこなわれます。一般公開が行われるのは日曜日のみ、土曜日は行われませんのでご注意ください。時間は1000時から1615時までとなっていて、長崎地本公式SNSをフォローしましたら、自衛隊カレンダーなどがあたるガラポン抽選会が行われる。

 すずつき一般公開、あきづき型護衛艦3番艦で先代は秋月型駆逐艦3番艦涼月、母港は佐世保の第4護衛隊群第8護衛隊となっています。第8護衛隊は、ちょうかい、はぐろ、きりさめ、すずつき、第4護衛隊群は司令部を呉基地においていますが、呉にはイージス艦整備施設がありませんので、8EDは佐世保を母港としています。

 あきづき型護衛艦は艦砲からこうぶの飛行甲板まで、上甲板が公開されるだけでも意外と見る場所が多く、また目の前も広角レンズで撮影しても標準レンズで撮影しても見た目が変ります。僚艦防空という、艦隊防空の一翼を担う事が出来る汎用護衛艦ですので、ちょっと寒いかもしれませんが護衛艦が建造中の三菱重工とともに眺めてはどうでしょうか。

 護衛艦さみだれ一般公開、明日25日土曜日と26日日曜日に宮崎県の細島港において一般公開が行われます。時間が変則的ですのでご注意ください、土曜日の一般公開は1300時から1600時まで、日曜日の一般公開は0900時から1100時までとなっていて、土曜日は午前中、募集対象者公開を行うか、入港接岸作業を行うのか。

 日向市工業港一号岸壁、細島港の具体的な場所はこうなっています。さみだれ、は護衛艦むらさめ型の6番艦、先代は駆逐艦白露型の駆逐艦五月雨です。むらさめ型護衛艦は護衛艦隊のワークホースとなっていますが、あさぎり型護衛艦退役開始がまもなく始まりますので、遠くない将来、最古参の汎用護衛艦となります。

 さみだれ、汎用護衛艦は、はつゆき型護衛艦が完全退役し、護衛隊群は第二世代汎用護衛艦の、むらさめ型以降の護衛艦で統一されていますが、かつての汎用護衛艦より二回り大きく、また運用も転換しています。ステルス性を意識して外見はすっきりしていまして、建造当時は最新鋭だと驚くと共に、短期間での量産にも驚かされましたね。

 多用途支援艦げんかい一般公開、鹿児島志布志港において予定されています。場所は志布志港の客船埠頭となっていまして、日程は明日25日と明後日26日に予定されています。時間がこちらも変則的となっていて、土曜日の一般公開時間は1300時から1600時まで、日曜日の一般公開の時間は0900時から1200時までとのこと。

 ひうち型多用途支援艦げんかい、護衛艦の訓練支援を筆頭としまして、故障した大型艦艇の曳航はもちろん、後部の多目的甲板を輸送区画として用いまして災害派遣における輸送支援も行えるという。それほどおおきな艦ではないのですが、海上自衛隊の任務は多種多様、ということを知る上でも良い機会と言えるでしょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・1月26日:護衛艦すずつき一般公開長崎市水の辺公園出島岸壁
・1月25日・26日:護衛艦さみだれ一般公開
・1月25日・26日:多用途支援艦げんかい鹿児島志布志港一般公開


■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-平野神社門前町,アイスコーヒーをいただきながらおもったことは

2025-01-24 07:01:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 このカフェの心地よさは既視感が在ったのです。

 貴重な時間を過ごすことのできる場所なのだけれども、実際には日常風景の中に溶け込んでいる故にその貴重さを気づかずに通過していることが何年も十何年も、ということは実は多いのかもしれません、たとえば通り道にある喫茶店、とか、なんてねえ。

 Kyo-Machiya-Cafe,と小さく屋号を掲げているのだけれどもよく読むこともなくなにか織物か染め物関係の社屋か事務所なのだろうなあ、と通過していましたのは北野天満宮から平野神社へ向かいます参道に佇む喫茶店で、古民家改造の喫茶店の一つ、ですが。

 アイスコーヒーをいただきながらおもったことは、知っている方は知っているあの喫茶店に似ている、北大路堀川にむかし在りました、汚点紫さんと。古道具の配置や店内の座り心地が似ていましてというよりも既視感がありまして、思ったことは、なつかしいなあ。

 アップルシフォンケーキをいただきながら、明るい時間帯に営業していて元気なご主人のコーヒー出前サービスに忙しい様子などは汚点紫さんとは真逆なのですけれども、この、いいなあとおもう人にはひたすら居心地のよい空間という点では、これまったく同じ。

 汚点紫さん、北大路機関草創期には便利に使っていましたが、いろいろありまして空白期間をへて円町に移転したということでしたがなかなかいく機会がないという先に、ご主人が残念なことになってしまいまして。この京町家カフェ、雰囲気が非常に近いのだ。

 古道具に囲まれながら、そう古道具のなかにはラジオなど現役で動いていますし、しかし畳の上でちゃぶだい上に冷たいコーヒーを並べて時折啜りながら、満喫というのはこういうことをいうのだろうなあと天井を見上げ、ふと時が進むのをわすれてしまう。

 北野天満宮の北門をでまして、平野神社の鳥居がすぐにもう見えているのですが、その視線を平野神社ではなく左大文字山の方角に向けますと目の前にありますのがここ京町家カフェです。街中のとりとめもない散策の際にふと立ち寄りたい、この雰囲気が好き。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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