イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

言語: 引き継ぐ不思議!

2008-12-25 | 第二章「五感と体感」

 7月に腰越で黄色いサボテンのお花を、Rさんから頂いた。花が終わってから、ひょっとしてと、サボテンの茎?を植えたら根付き、写真のように育った!来年の夏に花は咲くかもしれない。

 Rさん、今でもサボテン楽しんでいます。細かい棘と格闘してお持ちいただいたことに感謝!

 このサボテンではないが、人から人に伝わるものは不思議である。DNAによる身体の継承も不思議であるが、さまざまな引き継ぐもの(文化?)も不思議である。その最たるものは言語である。

 意識して、受験勉強などしたわけではないが、57歳の私は日本語を話したり書いたりすることができる。随分お金と時間を投資した英語などと比べても、2桁も3桁も違う上達ぶりである。

 言語は確実に親や社会から子に引き継がれる。

 ニコラス・ウェイド著「5万年前」(イースト・プレス 1785円)は最新のDNA研究などの知識をもとに書かれた本で、宗教・思想や文化を越えて人類は平和に共存できるかなどを考える上で極めて貴重な情報だ。勿論、新しい知識そのもので感動するが。

 その中に、言語のことも書かれている。現在の地球上には約6000の言語があるそうである。それが、5万年前は、どうも一つの言語だったそうだ。その仮説で祖語を探る研究もある。

 日本語とオーストロアジア系の言語の比較などで、日本語の中に5万年前の祖語が発見されたら楽しいと思う。例えば手(Te)が1を意味するなど。

 2000世代を越えて、引き継がれた祖語の重み、引き継ぐことの重みをじんわり教えてくれるようだ。

<聴覚4/4>

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