イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

においのない街!

2008-12-27 | 第二章「五感と体感」

 幼いころから、新宿にはよく行く。戦後間もない頃は、雑然とした道路にトロリーバスが走っていたことをふと思い出す。今は、外国と変わらないような街になってしまった。

 西新宿方面は、以前の仕事場があったところで、昨日は強風が吹きまくる中を、中央公園から十二社方面まで散策した。

 中央公園には、ホームレスの方もいらっしゃる。かなり以前は地下通路に段ボール街ができていたが、最近は様々な施策がなされたのか殆ど見かけなくなっていた。ただ、この不況の煽りか、強風吹きまくる寒い公園に集まられているようである。こころも寒々とした。

 そして、強風もあるのだろうが、街を歩いて無臭なのが気になった。うちのノコ(犬)なら、しっかりにおいを検知するかもしれないが。

 5年前に28年務めた会社を辞めて、福祉・介護の仕事をした時には、生活臭というか、そうした臭いによくお付き合いをした。身体の健康にも関係ある訳で、真面目に向き合う必要もあった。そして、この5年間で臭い(嫌いなにおい)・匂い(好きなにおい)に少し敏感になったように思う。

 においというのは不思議である。誰もが感じる腐ったにおいなど悪臭というのはあるようだが、香水でも、人によって好き嫌いがあるようだ。においの好き嫌いは、人それぞれの体調や生育史とも関係がありそうだ。

 においを感じ、それが好きか嫌いかを自分に問うてみる。楽しい感受性訓練になるかもしれない。勿論人に知れず行わないと怪しまれる。

 無臭の都市は、無臭なので好き嫌いが判別できない。判断不能な存在なのだろうか。

 暖かくなれば、良い匂いが戻ってくるだろうと楽観しよう。

<臭覚2/3>

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