イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころを伝える!(ゆるしと和解⑨)

2010-03-18 | 第五章「和解と平和」

 こころが健康なときは、必要に応じて自分のこころの内(本音)を、流れに乗って話せるものであるが、そうでない時は何かが滞り、自分の本音も伝えられなくなるものだ(本音も判らなくなったりもする)。

 もちろん健康な時でも、相手の状態や親密度もあり、うまく話せないことがある。

 でも、自分のこころ(本音)をうまく相手に伝えるかは、自分や相手が明るく健康的に生きるために大切なことだ。そして、伝える努力はとても大事。

 20歳台で社会人になって間もないころ、人間関係は余り得意ではなかった私だが、営業生活を何年か送った時期があった。営業の仕事は、様々な方とお付き合いをする。また、交渉ごともあり利害の衝突もある。

 そんな中で、本音をうまく伝えるか、相手の本音を感情を含め、よりうまく理解できるかはとても大切であった。今から思うと、営業成績が良いときは、こころをうまく伝えられた時期でもあった。

 苦手(怖い、嫌い)な人もいる。また、責任感でこころを鎧できっちり防御し、隙を見せない人もいる。トラブル等で冷え切った関係もある。でも仕事上立場上、親しくならなければならない(こういう関係は、さまざまな仕事や家庭・親戚など到る所にあるかもしれない)・・・

 苦労している中で、先輩からいろいろ教えていただいた。その中には、今考えても(心理学の勉強をして)、そうだなと思うノウハウがある。

 難しい関係にあるとき、外的なトラブルは極めて大切であり、それに一緒に親身になって対応することで(例えば一緒に徹夜する)、信頼関係が増すということである。向き合う関係より、一緒に並ぶ同志の関係が良いということが言われるが、それと同じだ。

 心理学でいうと、二人の関心を他に移すことで、感情転移とか置き換えという防衛機制でお互いの間に発生する感情転移等を取り除くことかもしれない。

 話が、少し脱線してしまったが、仲良くなれるチャンスは、忍耐強く待つことで意外なとこから来ることがある。

 その時は、そのチャンスを生かし、相手を大切にしつつ、垣根を乗り越えていく。

(感謝の領域(ゆるしと和解⑨)59/60)

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