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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

育った時代と性格の関係は?(暮らしの中のカウンセラー⑭)

2010-07-01 | 第九章「愛」
 日本史の勉強をしていると、こんな時代に生れたら嫌だ!と思うような時代がある。政権が弱く、無責任で国のトップも庶民も何でもありの世界。室町時代、戦国時代などは本当に大変だったと思う。

 例えば、銀閣寺で有名な足利義政のころ。天候不順で餓死者が続出。京都の川を死体が流れ、死者が8万人以上。こうした時に為政者は血税を絞って花の御所で楽しむ。全く信じられない時代である。しかし1461年に実際にあった話である。

 他人事のように書いたが、こうした時代にも、私の祖父母たちは必ず存在していたはずである。そして生き抜いていただいたので、私が存在している。不思議な感じであるが、ほぼ事実なのだろう。仮に。1461年に生まれたとすると。6歳の時に応仁の乱が始り、それから京都を主戦場に11年の戦争。京都の貴重な文化資産は殆ど焼失する。そして、戦国時代に。モラルハザードの時代に育つ。どういう人達が育ち、生き抜いてきたのだろう。

 私は1951年生まれであるが、500年前に生まれなくて良かったと思う。ただ、生まれたころは朝鮮戦争があり、8歳の時に伊勢湾台風、11歳の時にキューバ危機、13歳の時に東京オリンピック、18歳の時に安田講堂占拠など、時代の大きな変化に大なり小なり影響を受けて育った。

 そして、親兄弟や環境が少しは違っても、同年代の人は何か似ているところがある。私はmixiで1951年生まれの人達と関わっているが、何かほっとする関係である。勿論、卒業した学校の友達とも、気が李合う人も多い。

 性格と時代。U先生に教えてもらった切り口であるが、本当に楽しいテーマである(エリクソンの人格形成理論に絡めて)。ライフワークにしようかとも・・・

暮らしの中のカウンセラー⑭(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 44/60)

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