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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

アリエッティの世界:kokoroの共感への道! 3/3(共感③)

2010-07-30 | 第十章「今ここでの恩寵」
 今日は朝から、雨。猛暑の中でのオアシスなのだろうか。ベランダの草木や手摺りについている雨粒が美しく感じる。

 昨晩は、ジブリの映画≪借りぐらしのアリエッティ≫を多摩センターの映画館で観た。舞台がやはり東京の多摩のようで(車が多摩ナンバーだった)、また近くに同じような古い家があったりして、最初から引き込まれてしまった。

  この映画は、私と同じように多摩に住む住人の話であるが、一つだけ違う。床下に小人(こびと)の一家が住んでいるのだ。それだけで、多摩という見慣れた世界が、一変する。小人の視点、解釈による世界に変わる。

  見慣れた、庭や部屋が変わる。音すら変わる。その変化が、なんとも心地よい。そして、その心地よい五感(視覚と聴覚だけなのだろうが)が最後まで続く。巨大な雨粒、虫、・・・人の良さそうなお手伝いさんが、邪悪になったり、・・・いろいろ変わる。

 生き甲斐の心理学では、≪体験の解釈が世界を変える≫ということを、衝撃的に学んでいくのであるが、まさしく、この映画はそれを真面目に述べ伝えているようだ。一見不幸な少年も小人に出会うことで、幸福になっていく。これ以上は見ての楽しみであるが、今年一番の映画であった(行って良かった)。

  さて、愛の訓練、共感の訓練も、解釈を変えてみることがとても大切なようだ。五感を大切にして、ジブリの映画ではないが、愛とは何か、共感とは何かを体感しつつ、訓練(修行)を積んでいく。

  先日勉強会で、U先生から行動のことについて、いろいろ示唆を与えていただいた。行動は、例えば自分の解釈の結果としての、軌跡(あしあと)のようなものかなと思った。

  一日の行動を思い出して、自分は今日何回、感謝の言葉を発したか。あるいは、幾つかの行動の束は≪自己肯定、他者肯定≫になっていたか、否かを数えてみる。10年前のころとどう違うか。20年前とどう違うか。そんなことも考える。

  今日は、久しぶりに涼しい。何か、爽やかに行動ができるかもしれない。

 共感③(暮らしの中のカウンセラーの基本の基本 13/30)

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