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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不安を解消する方法(最近の事例)!(ストレス曲線 5/10)

2012-05-04 | 第一章「意識と知覚」

 生まれてから今まで、どれだけ不安に取りつかれてきたのだろうか。だいたい、自分の幼いころの記憶も、何らかの不安感の記憶である。祖父母と一緒に行った日光で仁王像を見て泣いたこと、眼をさますと誰もいない・・・そんな感じだ。楽しい記憶もあるが、よく吟味すると楽しい記憶の中にも何等かの不安が隠れていたりする。

 ゲーテは、70年の人生の中で、明るい感情を集めてみても、せいぜい一か月程度と言っているが、なかなか実感のある言葉である。

 一日のうち、時間に追われていたり、やらなければならないことをしていたりで、不安から解放されている時間は結構少ない。さらに、その時々の人生のテーマ(進学、就職、結婚、退職、再就職、病気、家庭の問題)からの不安も。

 人生のテーマ、私の場合この数か月の不安は所属するNPO、さらに言えば自分のNPO活動をどうしたらよいかということがあった(今回のストレス曲線のテーマでもある)。

 不安が継続するのは、だいたい防衛機制の働きで回答が見えないからである。知性化や反動形成であったり、補償(劣等感を克服するための傾向)だったりする。そして、昨日の子供をあやす方法ではないが、自分を心身共にリラックスさせ(自他肯定的にのんびりと風呂に入っていたり、朝めざめてぼんやりしている時など)に気づきやすい。

 また不安感を考えると、不安感は理想と現実のギャップであるので、その理想と現実の解釈の仕方を変えるのが不安解消のポイントになる。理想を変えるか、現実の認識を変えるかである。今回の不安の場合は、どうも現実の認識に一部にも問題があるようだが、理想(アイデンティティの問題)に揺らぎがあったことかもしれない。理想の領域は理論的な世界(理論等の思索)の分野であることが多い。

 今回はNPOとは何か・・・そんなことに繋がる思索をしたことが、よかったようだ。それも本来の価値とは贈与とは何か、そんな根源的なことであった。突き詰めると突然解釈が変わる。数億円の資金を動かし立派なスタッフがいるNPO団体、行政の下請けとして活躍するNPO団体、そういった形式(本質ではなく)にいつの間にかとらわれていたようだ。やはり、基本のミッション(ドラッカーによると、「社会に存在しているニーズ」「自らの組織が他に比して卓越している部分」「自らの組織が信じる価値観」がポイント)を大切にし、既存のマーケティング手法など(一般にNPOの活動分野では害を生むことも多いのでは。)にとらわれることなく、着実に活動する。

  そんなことを考え(妄想?)、かつての不安からは解放され平安が戻ったが、それもつかの間、すぐに次の不安が生まれるのも不思議なものである。

 ストレス曲線 5/10

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