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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

時には太古を実感してみると楽しい!(歴史を振り返る 7/10)

2012-05-20 | 第一章「意識と知覚」

 昔、Aさんと話していたら、「太古からの年表を観ていると、辛いことが大したことでないように思えるようになる」、そんなことを言われていたのを思い出した。

 視点を変えて物事を見ると、いろいろな発見があるのは確かだ。時には顕微鏡で、時には天体望遠鏡でものごとを見てみる。

 昔というと、私たちの世代は、幼いころの昭和30年台を思い出したりするが(昭和も遠くになりにけりかも)、たまには違うスケールで考えてみるのも楽しい。

 たまたま、手元に「生物進化を考える」(木村資生著 岩波新書)があるが、その中に地球が46億年前に誕生した時を、1月1日0時0分とし今を12月31日24時0分とした歴史の図表がある(65ページ)。

 それによると、生命が誕生するのは40億年前で2月の中旬。地球の大気が酸素に富むのが7月の後半。動植物の分化が9月の後半。あの有名なカンブリア紀が11月の中旬。

 哺乳類が出現したのが12月の中旬。人類の出現が200万年前で12月31日午後8時。現世人類がアフリカを出立したのが5-6万年前。そして文明が1万年前とすると12月31日午後11時59分。自然科学が300年の歴史とすると、それは最後の2秒とのこと。

 こうしたスケールで考えると、先日行った故宮博物館の宝物も何となく影が薄くなるようでもある。地球の寒冷化など、酸素もなかった7月中旬までの地球を想うととるにたらない!(でも、大変なことなのだが 笑)

 因みに花の誕生は一億4千5百万年前で12月の後半に入ってからです。昔からのようで、最近の出来事なんでしょうね!

 歴史を振り返る 7/10

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