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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情のもつれあいを思索する!(感情生活 2/10)

2012-05-25 | 第一章「意識と知覚」

 自分の感情を意識すると、いろいろなことが見えてくるが、今日は、私とあなたの関係を考えてみる。

 親子とか、夫婦とか、友達とか親しい関係が今日の話題である。自分と他人との間の距離がある程度離れていれば、ある意味で気楽である。以前寅さん映画で満員電車の中でおならをするシーンがあったが。所詮電車の中の他人なんだから何も気にすることはない。そんなセリフを寅さんが言ったのを覚えている。

 しかし、親密になってくると、良い面(愛そのものの魂と魂が会話するような時)もあるが、感情的にも親しい関係ならではの歪み(感情のもつれ?プロセススケールが低の状態)が生じてくるようだ。それは二人の間の距離が近いために生じる、ちょっとした自他混合と関係があるのだろう。自分の感じた自己嫌悪などの不安を身近な相手に投影したり、いろいろな混合がおこりがちだ。そして、何かに火がつくと、お互いの防衛機制により、さらに歪みが増したりする。

 「覆水盆に返らず」という言葉があるが、そんな時の歪みからお互いが反発していくことも。しかし、こころの知識をもち、さらに感情を大事にしていくと、「覆水盆に返る」ということもある。そういうことを経験してみると(傷はのこるかもしれないが)。変に悲観的になることもない。

 私は、こうしたときにもう一度、自分の不安感をのんびりと掘り下げてみる。その中で相手にしてもらうことではなく、主語が私の「私は・・・・を不安に思っている」・・・核心を発見することが大切なようだ。そして、それが解決への決め手になることも。

 もう一つは、わたしとあなたの関係において、私が真実(魂と魂が繋がっているような時)の時と感情がもつれている時(プロセススケール低)を冷静に識別してみることだ。そして、相手に置いても、同じように真実の時と感情がもつれているときの二通りを識別できれば、理論的には2X2の4つの状態に物事を整理できるようになる。これを意識すると、何か希望が湧いてくる。

 二人で話すときは、のんびりお互いに歪んでいる話題より、まずは、私が歪んでいる部分を話題にし謙虚に相手から学ぶようにするとどうだろうか。それには、難しいかもしれないが、自己肯定・他者肯定のスタンスが大切になる。

 感情生活 2/10

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