イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

はっとする紅葉を楽しんで・・・(好転のためのストレス曲線 1/10)

2012-12-02 | 第七章「光と復活体」

 この晩秋は、多摩動物公園の美しい紅葉を発見し嬉しかった。観客も何かうきうきし、そして動物たちまで、何かうきうきしているようだった。

 ただ、その中でも北風が吹くと、ちらちらと落ち葉が舞う。日が落ちるのもやたらに早い。午後三時の太陽も水平線に近い。まもなく冬至。クリスマスや正月を祝い、新しい年がはじまる。日本も選挙で、政治も変わり出す。楽しんだ後は、現実に戻らなければならない。

 さて、持統天皇関係の本を読み続けているが、持統天皇の生涯を外観して、やはり晩年がもっとも気にかかる。天武天皇が亡くなり、厳しい選択をしつつ政権を確立する。「春過ぎて 夏・・・」の和歌が出来た、恐らく持統天皇の最盛期のころの歌だろう。ただ、晩年は何かおかしくなっていく。

 政権を確立しバランスをとるための懐刀の藤原不比等がどんどん政権中枢に入っていくのだ。持統天皇は57歳でなくなるが、暗殺されたとの見方をとる歴史家もいる。その真偽は定かでないとしても、持統天皇後の歴史の流れは、藤原氏の全盛になる。持統天皇の血でもあった蘇我の血は押しやられ、奈良時代と共に政権から完全に消えてしまう。

 持統天皇に、晩年はどうだったかをこの世で直接聴くことができないが(あの世が楽しみ!)、「生き甲斐の心理学」で考えると、ストレス曲線の処理を間違えたのではないかという疑問だ。

 いくら変革を成功させたからと言って、生きている限り時代は回り続ける。様々な兆しをキャッチし、変化しなければならない。そして、そのポイントはストレス曲線(不安、怒り、身体症状、ウツ、錯乱)の活用である。

 暗い感情というセンサーを大事にしなければ、生命体は維持しにくい。非常に大事なポイントだ。決して幸福曲線から何かが生まれるわけではない。

 美しい幸福曲線は、長い人生の中では数少ないプレゼント。大事にするのは良いが、ストレス曲線があってこそのプレゼント。これから、ストレス曲線について考えていきたい。

 好転するためのストレス曲線 1/10

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