イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情ウォッチングで爽やかに生きる!(人間を考える 4/10)

2012-12-15 | 第八章「魂と聖霊」

 小学生の高学年の時に地学部に入った。当初は天体観測(Sky Watching)がしたかったが、当時は機材が乏しく気象観測が中心だった。小学校の最上階にある観測室で風向風速計を眺めたり、白い百葉箱で基本的な観測を継続したりする。派手ではないが、Watchingでいろいろ発見しウキウキした。今考えると、身近な気象を意識化する、客観的に眺める、そんな大事な経験だったようだ。

 さて、今は自分の感情を眺めるのが趣味である。大空を流れる雲のように、感情は流れたり変わったりする。感情は実に多様である。雲にも、積乱雲、高層雲・・・といろいろあるように感情も多様だ。

 「生き甲斐の心理学」ではストレス曲線の5種類、幸福曲線の5種類で分類するが、それだけで日常の中では十分な気がする。ストレス曲線は自分の中にある理想と現実のギャップから生じると考えるのも重要だ。そして、理想にも意識された理想もあるが、無意識からの理想もあると考えると整理できる。

 また、感情をエリクソンの性格形成論から原型で考えていくことも、日常で大変役に立つ。エリクソンによれば、ネガティブな感情は成長とともに、不信感、恥辱・疑惑感、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤立感、停滞感、絶望感と発現してくるようだ。そういう理論を学ぶと、雲の分類等で気象がより身近になるように、感情ウォッチングも楽しくなる(感情ウォッチング友の会でもつくるのはいいかな?)。

 参考に、2-3日の自分のことを考えてみよう。どういう訳か、雲が立ち込めてくるように、特定の感情が停滞していた。はじめは何かへんだなということで、どのような感情かは判らなかった。どうも漠とした不安感が、日常生活のささいなことで湧き上がり、継続しているようなのだ。現実にはAという現象が起こったのだが、何かが引っかかっていったのだ。思索すると、それは過去の生育史上で起こったBという経験に重なるようだった。Bという経験は、8歳の時の経験で、客観的にはよくあることであったが、当時の私にとっては辛い経験であった。そして、十分に自分の中で整理されない中、どこかで抑圧していた。それゆえ、Aという現象にBが無意識に変に重なり、感情が停滞したのだろう。

 先日、小学生の時に思い出の深い外堀公園に寄った。写真は、紅葉の綺麗な外堀公園(四谷駅の近く)。懐かしさと共に、当時の様々な感情も刺激され蘇ってくるようだった。人間は、身体だけでなく生育史により心が支配されている。そんな生命体なのだろう。

 ちなみに、Bの存在に気づくだけで、自分のもやもやは流れ去っていくようだ。外堀公園に行って、幼い頃を大切にしたためかもしれない。

 人間を考える 4/10

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