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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ストレスの復権!(私のストレスとは? 2/10)

2017-04-06 | 第二章「五感と体感」

 幕末の時に、徳川慶喜の側近で幕府の中枢だった慶勝が京都に来た時、京都の名物は「女子、加茂川の水、寺社」と言われているのに、「牛の糞、人の首、風邪」だと書き残している。命を賭けて政局にあたっている慶勝の五感・体感、そしてストレス曲線のありようが何となく分かる。

 因みに当時の江戸は犬の糞がいっぱいだったそうで、私が小学校くらいのときの東京の情景を思い出してしまう。それと共に、昭和30年代の懐かしい生活臭たっぷりの記憶が芋づる式に思い出される。それは、今のコンビニや綺麗な動物園・・・そして、先日行った無臭の水族館と対局的だ。

 余計なストレスのない綺麗な水族館。珊瑚や海藻もイミテーションだがとても綺麗。眼は楽しんでいた。

 ただ、しながわ水族館の巨大水槽の下から(中から)上方の光と魚たちを見ることができたのは貴重な経験であった。これは、私が10歳の時に東伊豆の海岸で溺れかけた経験を思い出させてくれた。綺麗ではなく、何か生と死の境界を彷徨う風景だ。

   

 五感と体感は、その瞬間の思考・感情・行動と隣り合わせだ。そして、何となくこの世にあって、部品化されているというか歪められている自分を、全体に向かって回復させてくれる力をもっているようだ。

 自分の中にある、強烈な嫌悪感や恐れ、そういったストレス曲線(感情)が復権する。その情動に単純に従うのはどうかと思うが、そのストレス曲線(感情)を羅針盤のように俯瞰し舵を切ることはとても大事な気がする。

 最近、中世の女性のレオナルド・ダビンチのようなマルチ的な修道女、聖ヒルデガルドに凝っている。音楽や薬草、食事などは日本でもちょっとしたブームになりつつあるが、その原点は五感・体感を含んだ身体性にあるように私は感じている。

  私のストレスとは? 2/10

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