イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

<人は考えた通りの人間になる>を考える! (のんびり自己実現 6/10)

2013-02-16 | 第十章「今ここでの恩寵」

古代のヒンズー教の教えに<人は考えた通りの人間になる>という諺をU先生から教えてもらった。

 確かに考えたとおりに事が進むということはある。私の拙い経験でも、この仕事をしたいと思っていると、難なくチャンスが飛び込み自然に仕事についたりした。後で、振り返ると得難いチャンスで何と幸運!とゾクッとしたことも。逆に、やなことがあるかなと思っていると、吸い寄せられるようにやなことに遭遇する(それも得難い縁とか摂理なのだろうが)。

 ただどうも、自分の普段の思考や感情、行動の傾向が、未来を左右するということがありそうだ。もちろん無意識の領域の影響もあるだろう。

 こんなことから、幸福な人生を考える上では、いつもの自分の傾向をチェックし、変な暗い傾向をできれば意識化し、解決しといたほうが良いように思う。

 私は、カトリック信徒(キリスト教)なので、自分の愚かさを自覚しているものの、そういう自分を愛する神の存在も信じている。それゆえ、自分を暗く解釈する過去の出来事をあたたかく再解釈する視点がどこかにあるようだ。もちろん、カトリックでなくても過去の暗い出来事を希望を見出すように再解釈する哲学や思想は沢山あると思うが。

 私のかつての暗い傾向は、小学生ごろのいくつかの出来事が原型となって、そのときどきに被って影響していたようだった。このブログでも紹介した友達の交通事故死も一例である。そういった、心の傷を「生き甲斐の心理学」を学びつつ意識化し回復していくと、困難に対しても明るく爽やかに対処できるようだ。

 のんびり自己実現 6/10

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無視されても、いいんだ!(のんびり自己実現 5/10)

2013-02-16 | 第十章「今ここでの恩寵」

 Aさんから多摩動物公園のシロフクロウは良い!と教えられてから、シロフクロウを見るようになった。シロフクロウ舎は、ちょっと目立たないところにあり、一般の人の関心も薄いようだ。しかし、意識して見るようになると、どんどん好きになってくる。特に春の求愛の季節はなんとも言えない。

 昔動画(YouTube)をとったので興味あれば、5分間くらいだがご覧下さい。シロフクロウの求愛活動、コミュニケーションが微笑ましい。

 さて、世の中には打てば響くで、心を寄せてるケースもあるが、そうでないことも沢山ある。無視しているのかな・・・とか。説明が悪いのかなとか思ったりする。相手が悪いと考えたり。自分が悪いと悩んだり。へたをすると病理に向かってしまう。しかし、生き甲斐の心理学を学んでくると、そんなもんだと受け入れることができやすくなるようである。無関心とか曲解は人間に限らず生命体の特性のようでもある。ちょっと難しいロジャースの性格形成理論の命題11に次がある。少し長いが引用してみよう。

 11:いろいろの経験が個人の生活において生起すると、それらの経験は、

    (a) なんらかの自己との関係へと象徴され、知覚され、

       体制化されるか、

    (b) 自己構造との関係が全然知覚されないので無視されるか、

    (c) その経験が自己の構造と矛盾するので、象徴化を拒否されるか、

       もしくは、歪曲化された象徴化をあたえられるか、のいずれかで

       ある。

 人は皆自分の殻を持っている。私にも当然ある。その殻ゆえに生き抜いているのであるが、それが物事を受け入れたりするときの障壁になってしまう。本来自分の問題の回答は自分自身が持っているはずなのに、殻ゆえに見えなくなってしまう。

 長い人生、私も無視したり、曲解したりを繰り返してきて呆れられたりしているが、それゆえ、無視されたり、曲解されるのも当たり前と気楽に考えるべきなのだろう。

 のんびり自己実現 5/10

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冬の楽しみを深める!(のんびり自己実現 4/10)

2013-02-15 | 第十章「今ここでの恩寵」

 冬は寒いし景色も寂しいし・・・家でDVD(チュモン)でもという誘惑の中、昨日は多摩動物公園に行った。動物園の好きな孫にまで、寒いから行きたくないとも言われた。

 確かに、花が咲き乱れたり、紅葉が綺麗だったりするわけではない多摩動物公園であるが、最近、楽しみを見つけ始めている。

 ひとつは野鳥である。野鳥は、冬の葉を落とした木々の合間を飛び交ったりで、なかなか趣がある。昨年厳寒の中欧に行ったときから印象が一変したようだ。動物園は判らないが、美しいカワセミや白鳥など、最近もお目にかかったりした。

 そして、昨日はニホンザルに感動した。よく言われるが子を慈しむ母サルはなんとも言えない。寒いのか固まって暖をとる姿も良い。

 五感・体感をつかい自然に親しむ。その中で何かを発見したり、爽やかな感情生活を営む。自己実現というと目的志向で条件をいろいろ模索するだけだと若い頃は思っていたが、決してそうではなく、冬の動物園の密かな楽しみのように、ただ存在するなかでの喜びを味わい、ほんわかと感謝するという世界もあると思う。

 のんびり自己実現 4/10

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自分のイメージを考える!(のんびり自己実現 3/10)

2013-02-14 | 第十章「今ここでの恩寵」

 自分はどういう人間か?自分の経験や他人の評価とか、そんなことから何となくイメージができていくようだ。ただ、そのイメージが正しいか否かは別問題である。

 この2-3年持統天皇に関する歴史書や小説を随分読んだ。そして、小説などは顕著であるが、小説家によって持統天皇のイメージは随分違うように感じる。オカルトっぽいイメージ。明るく、あまり陰のないイメージ。自己実現に邁進する力強いイメージ。いろいろである。歴史解釈の部分もあるが、何となく作者の投影を感じてしまう。

 さて、持統天皇は有名な人物であるが、自分のことはどうだろうか。小学校のころの自分がもっていた自分のイメージ。中学生のころ。高校生のころ。青春時代。社会人になって5-6年のころ。中年のころ。そして現在。かなり変わっている。ある時点で、大きく変わったときもある。

 同じ人間で、能力等の属性はそれほど変わってないのにかかわらず、自分のイメージは変わるものである。それは、持統天皇がオカルト的に解釈されていたり、反対に解釈されたりするのに似て大きいことも。

 自分のイメージは何か、衣服のようでもある。時に意識して変化を恐れず、着替えることも必要かもしれない。

 立春をすぎ、本格的な春が到来するまでは私にとっては祈りの季節。東大寺のお水取り、キリスト教では四旬節など・・・この季節に、自分のイメージを見直してみるのも良い機会かもしれない。

 のんびり自己実現 3/10

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月のことを想う・・・(のんびり自己実現 2/10)

2013-02-13 | 第十章「今ここでの恩寵」

 明るい感情を日々の生活の中で意識すると、綺麗な花を見たい、雪景色を見たいなど、美しいものを見ることに興味が湧き出す。

 そんな中で、最近月のことに興味が湧いている。日本人にとって好まれるのは富士山は筆頭だと思うが、月も仲秋の名月なども有名だ。そして、日常的に誰でも見ることができる美しい天体である。満ち欠けのリズム。満潮・干潮を引き起こすリズム。それも不思議な魅力だ。さらに、歴史も地球の歴史と共に46億年と長い。地球上の生命体は月とともに生き続けているといってもよいだろう。手元には日本のかぐやからの月の写真集があるが、不思議な魅力がある。

 日本の最初の小説と言われる竹取物語は月を題材にしている(富士山もでてくるが)。日本神話にも月読みの命が出てくるが、残念ながら謎といってよい神様である(藤原政権にとって月とは何だったのだろう?)。万葉集にも月は感動的な歌とともにたくさん出てくる。額田王、天智天皇、持統天皇、・・・

 幼い頃、母や祖母と一緒に見た月。月でお餅をつくウサギ。なんとも素晴らしいイメージである。それは私の豊かな愛の原型になっているかもしれない。

 今日は、四谷で「生き甲斐の心理学」の勉強会がある。その中で、月についてしみじみ語り合いたいと思う。

のんびり自己実現 2/10

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