1月14日(日)快晴 無風 一日中暖かな陽気が続いた
此処大深山集落のどんど焼きが今日行われる。
午前十時に集合なので五分前に家を出て大深山公園へ向かうと、既に全員が集まり火が着けられたところだった。櫓は青竹の先だけ枝を残したものを十数本上で束ね、円錐形の中に正月の注連飾りやお札、昨年の神棚へ祭ったものなどを中に入れる。中央には昔ながらの門松で使った竹が斜めに尖っているのが目立つ。だんだんと炎の勢いが増して円錐形の上の竹の葉が黒くこげて中に舞い始めると、下のほうでは青竹が爆竹のようにボンッボンッとなり始める。太い竹は熱せられてくると表面に油がにじみ出てから大きな音で爆発するが、このときは周りに在る焦げた物までが一緒に飛び散り、火を囲んでいる人を驚かせ思わず後ずさりをしているのが面白い。火を扱うのは大人の役で、彼らは公園の除雪、竹の切り出し、櫓の組み立てなど全てのことを引き受けてくれる若者衆で、呑龍会として集落の諸所を維持しているのだ。櫓が炎で崩され焚き火状態になると青竹も爆発するものはなくなり、子供たちの出番になる。其々が餅粉で作った繭玉を柳の枝先に着けてあぶりだす。初めは赤、黄、緑と綺麗な色に染め上げた繭玉も火に翳されると、焦げすぎて真っ黒になったり柳の枝が焦げ落ちてしまったりと、大人も混ざっての楽しいひと時だ。焼きあがった繭玉をもって集会所へ向かうと、其処では汁粉や蕎麦が並べられていて、お神酒で乾杯して一年の健康と安全を祈願することとなる。十五世帯の小さな集落も、小正月の行事として昔から引き継がれ継続していることはありがたいことだ。十二時過ぎには散会となり、其々がどんど焼きの燃えさしをこの先一年の家内安全を祈って、家に持ち帰えった。
午後は天気もよく庭に来るジョウビタキ、ヤマガラ等の野鳥が忙しそうに飛び交っているのをリビングから眺めて過ごしていた。
四時頃に突然、古川町(現高山市)のペンション・オープンハートのオーナーH夫妻が訪ねてきてくれた。数年振りかもしれないが、旧知の友親しく歓談して楽しいときを過ごせた。彼らは軽井沢のEペンションへ行く途中で寄ってくれたこと、此処はわかりにくい場所なのにナビで近くまで来て途中の車屋さんで場所を尋ねたとのこと。友達が立ち寄ってくれるのは嬉しい、今日もよい日だ。
此処大深山集落のどんど焼きが今日行われる。
午前十時に集合なので五分前に家を出て大深山公園へ向かうと、既に全員が集まり火が着けられたところだった。櫓は青竹の先だけ枝を残したものを十数本上で束ね、円錐形の中に正月の注連飾りやお札、昨年の神棚へ祭ったものなどを中に入れる。中央には昔ながらの門松で使った竹が斜めに尖っているのが目立つ。だんだんと炎の勢いが増して円錐形の上の竹の葉が黒くこげて中に舞い始めると、下のほうでは青竹が爆竹のようにボンッボンッとなり始める。太い竹は熱せられてくると表面に油がにじみ出てから大きな音で爆発するが、このときは周りに在る焦げた物までが一緒に飛び散り、火を囲んでいる人を驚かせ思わず後ずさりをしているのが面白い。火を扱うのは大人の役で、彼らは公園の除雪、竹の切り出し、櫓の組み立てなど全てのことを引き受けてくれる若者衆で、呑龍会として集落の諸所を維持しているのだ。櫓が炎で崩され焚き火状態になると青竹も爆発するものはなくなり、子供たちの出番になる。其々が餅粉で作った繭玉を柳の枝先に着けてあぶりだす。初めは赤、黄、緑と綺麗な色に染め上げた繭玉も火に翳されると、焦げすぎて真っ黒になったり柳の枝が焦げ落ちてしまったりと、大人も混ざっての楽しいひと時だ。焼きあがった繭玉をもって集会所へ向かうと、其処では汁粉や蕎麦が並べられていて、お神酒で乾杯して一年の健康と安全を祈願することとなる。十五世帯の小さな集落も、小正月の行事として昔から引き継がれ継続していることはありがたいことだ。十二時過ぎには散会となり、其々がどんど焼きの燃えさしをこの先一年の家内安全を祈って、家に持ち帰えった。
午後は天気もよく庭に来るジョウビタキ、ヤマガラ等の野鳥が忙しそうに飛び交っているのをリビングから眺めて過ごしていた。
四時頃に突然、古川町(現高山市)のペンション・オープンハートのオーナーH夫妻が訪ねてきてくれた。数年振りかもしれないが、旧知の友親しく歓談して楽しいときを過ごせた。彼らは軽井沢のEペンションへ行く途中で寄ってくれたこと、此処はわかりにくい場所なのにナビで近くまで来て途中の車屋さんで場所を尋ねたとのこと。友達が立ち寄ってくれるのは嬉しい、今日もよい日だ。