田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

温暖化故 竹を押し曲げる湿った思い雪だった

2007年01月26日 | 日記
1月26日(金)快晴 無風 午後 雲が多くなって来たが薄日あり
このところ暖かで穏やかな日が毎日続いている。
昨晩も満天の星、南を正面にオリオン座がはっきりと見える。
その横には冬の大三角という三つの明るい星が見えるが、周りの沢山の星も名前が判らないが綺麗だ。
これで北の空が見えると北斗七星、カシオペヤなど見えるのだが、此処は北と西は山が迫っている。
数十年前にスキーで菅平高原で星を見てロマンを語り合ったのが懐かしい。

午前中は久しぶりに裏山へ上がってみた。
雪が降って沢山の竹が雪に押し曲げられていたが今はどうなっているだろうか?
峠の上まで上がってみると竹は日当たりの良いところは真っ直ぐに伸びているが、山陰の日陰になるところは穂先を雪面に埋められて曲がったままになっている。
これは、余程の温かい日に雨でも降らないと元に戻らないのではないだろうか。
此処に生えている竹は細いため、農業用資材としては使われないため竹を切る者もなくただ蔓延るだけだ。
普段の山仕事で竹を間引き一定の間隔に保ている所では、太く肉厚の竹が生えている。
その作業も急斜面で竹を切り、平地まで引き出す作業は大仕事になる。
これも高齢化の現れであろうか・・・・

山からの帰り道、普段通らない東に廻る落葉松林の中を通ると北に真っ白に雪を被った根子岳が見えた。
家に着くと妻・Mが五輪久保のYリンゴ園に林檎代を支払いに行くように云われた。
薪になった林檎の樹の根はその後どうなっているか見たいこともあり代金とMが作った鶯餅を持って出かけた。
家に戻り昼飯を済ませた後、今晩の印友会のための準備を始めた。
篆刻の道具は持ち運びにはすこぶる不便で、紙、硯、筆、印材と軽いもの重いものとごちゃ混ぜで、これを一つの鞄にぶち込むのは危険極まりない。
運びやすくて形が自由になるものといえば、風呂敷だ。
東京弁でいえばふるしき、所詮Mの使い古したものだろうから昔言葉で言う。
Mに頼むと茶色の木綿のフルシキを出してくれた。角には「越前呉服店」と名が入っている。
もう一片には三角の白い布が縫い付けてあり、持ち主の名前でも入れるのだろう。
この呉服店が今でも大繁盛していればお宝物かもしれない、昭和の先のふるしきなのだろうか?
こまごましたものを菓子の空き箱に入れ分けて、このふるしきで包んだ。

コメント (3)
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