田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

盂蘭盆会 不戦を誓う 五輪塔 (哉々)

2008年08月15日 | 日記
8月15日(金) 濃霧 晴 無風 湿度高く熱い 不快 夕方 雷 雨ヨ降れ

窓を開けたままで寝てしまったため寒くて目が覚めた。
未だ陽も昇らない時刻か暗い・・・・
起きてみると時計は5時を過ぎていた。

外は濃い霧に包まれ視界がない。
手前の犬の遊び場のフェンスには沢山の水滴がついているのは判るが、その向こうの田圃は霧の中だ・・・
このところ毎朝の景色だが今朝はいつもより霧が濃い


昼にはいつもながらの熱さが戻り風もなく湿度は猛烈に高く感じる。
裏山の際まで行くと咽せるような甘い香りに覆われるが木々に巻き付く葛の蔦が覆い被さっている。
その裾から顔を出して陽の光を受けるように咲くヘクソカズラ・・・
可憐な花で特別嫌な香りもないのに・・・・・
しっかりと自己主張をして濃い緑の中で赤い色を意識させている。


少し前に来たときに葉がむしり取られた軸にアブラムシでも集っているのかと思っていた草
今見てみると紫と白が混ざった花に変わっている。
葉を見ると紫蘇の葉のようだが、図鑑をみても判らないがなんとも風情がある花だ。

             《この花の名前教えてください》
    ありがとうございました《クサコアカソ》と教えていただきました

少しだけ山道を登り木陰の所で一休みをした。
ここから向かいの雑木を覆い尽くしている葛を見上げると、上からホップの実が下がっているのを見つけた。
今年は葛に覆い尽くされホップは見ることができないと思っていたが・・・
知恵を出して落葉松の幹に取り憑き一気に登り切って、葛の葉の上から垂れ下がっている。
これも植物の知恵なのだろう。


一休みをして家に戻り脇の水路を飛び越えて白樺に手を掛けると緑の色が目に入った。
態勢を取り直し白樺の幹を見る触らなくて良かった・・・
接写でレンズを虫に近寄せるが近寄りすぎて触れたりすると大事になる。
ファインダーでアップされた背中を見るとだいぶ高齢のようだ。
背中のひび割れが苦労を物語っているようで愛しい。


蜘蛛の巣を気にしながら振り向くと梅の葉にトンボが止まっていた。
ヒメアカネの♀だろうか?
トンボの種類も蝶より少ないように思うが微妙な区別が判らない。
集落の下の道を卒塔婆をもった一団が山の郭の墓地へ向かっている。


敗戦記念日、戦後63年と言うが日本は戦後何をしてきたのだろう。
国威掲揚、本土決戦と国民を騙した軍国政府は国民に謝ったのだろうか?
今は多くの兵士だった人々が苦しみを語るようになっている。
これも当時の上官が生きて戻っていたために惨劇や矛盾を口に出せなかったのだろう。
負け戦を身を以て知りながら命を落とした多くの兵士や住民を心より弔いたい。
コメント (14)
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