田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雨降る中 美しい蝶にであう

2008年08月28日 | 日記
8月28日(木) 曇り 小雨 本格的な雨となる  夕方 小雨から止む

早朝に目を覚まし、外に出ると北側の窓の網戸に“ヒカゲチョウ”が止まっていた。
レンズを向けファンダー越しに見ると暗い、フラッシュを用意してパチリ
神秘的な文様が美しい。


午前中に大根、人参、葉物冬野菜の種を蒔こうと準備をする。
外に出ようとしたときに電話が鳴り、土地の測量をお願いしていたSさんからだった。
今から行くという、測量は既に終わっているので図面に数値と位置を書き記した物を届けるという。
この場所の測量はGPSで衛星を使った測量ができるようになっているという。
地面に赤で残した点と点をメジャーを使って計り、書類の数値を一つづつ確認した。
作業をホボ終えた頃には雨が音を立てて降り出してきた。

空が明るいので種蒔きをするために少し待つことにした。
傘を挿して庭を一回りすると南の先端にある白樺の木陰に幾つか蝶が止まっていた。
樹液を吸っているのだろうか?
ここでも“ヒカゲチョウ”がいたが、何故か大きく見えるのは白樺の幹との堆肥からだろうか?


この場所には白樺を3本一組で4カ所に植えてあるので林のようになり暗くなっているのが蝶にとっては都合が良いのだろう。
初めて見る蝶だが、図鑑を見ると“キマダラモドキ”となっているが、翅を広げてくれなかったので表の文様は判らないままだ。


少しだけ離れて道に近いところの白樺には“ヒメジャノメチョウ”が蜜を吸っているのか?
白樺の幹の傷口に管を入れてるのが見える。
この町でも山の観光で白樺の樹液を煮つめて売り出すことを計画していると聞いたことがある。
蝶にとっては最高に元気の出る樹液なのだろう。


雨が本格的に降り出したので北側の土手際に行き山の樹に覆われた処へ逃げた。
山から蔓を伸ばした葛の葉にヤケにスッキリとした顔の“コミスジチョウ”がいた。
食草を葛としているので今日孵化したのかもしれない。


今日の冬野菜の種蒔きはやめにした。
雨が止んだときに順延と云うことで着替えて家に入った。
昼飯を済ませてから夜に開かれる町づくり研究会の役員会の資料を整理した。
5Pの資料を作り印刷をするとプリンターの具合が悪い。
再生インクを買っているが・・・・相性が悪いよう。
クレームをキチンと発信するべく㈱オーム電気へクレームのメールを送ることにしよう。

7時からの会議だが、準備が整い6時すこしすぎに東の窓を見ると、雨が降っているの浅間山が見えた。
俺の好きな紫の夏の浅間山だ。
雲が早い風に流されながら直ぐに浅間を隠した。
頂上からは僅かだが噴煙が北に靡いている。
雲の動きと噴煙の流れが逆になっているが、雲は浅間山より低いところを南に流れていた。
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秋が近づくことを蝶とと共に感じた

2008年08月28日 | 日記
8月27日(水)晴 昨日より暖かい 風は爽やか 夕方 湿り気のある風が吹く

午前中は9時に公民館へ向けて家をでる。
公民館について部屋を訪ねると予約をするのを忘れていたようだ。
一部屋だけ空いていたので12時までキープした。

ミーティングは“ふるさとプロジェクト”20年度事業の町内東部地区のマップ作りの企画となっている。
内容は江戸後期の石高調べの巡見(検)吏の通り道と古道を繋ぐウォーキングマップを作ることになっている。
これには全国疎水百選にも選ばれた塩沢堰の通水に私財を投入して尽力した六川長三郎勝家の第12代当主の奥方も資料を提供してくれている。
今日の打合わせは9月から本格的に始動することに向けて、1/5000の地図の用意、
古文書から引き出した集落の伝統行事等々を持ち寄っての打ち合わせだった。
12時を過ぎてなんとか次回の打ち合わせを決めて散会となった。


1時前に役場へ向かい、町づくり研究会の9月5日の会議に係わることを話し合い了解を得てから家に帰った。
2時近くになっていたがMは戻っていなかった。
彼女も公民館でなにやら話し合いをしていたようだが・・・・

家に入らずにカメラだけをもって裏の山に登ってみた。
ここにいる蝶はほとんど同じ種類が多くみるが食草を調べると、スイバや葛、カタバミとしているのが多いようだ。
道の真ん中で草刈で切られたままになっている枯れ草に止まる“ベニシジミ”彼らの食草はスイバだという。
また、タデ科のギシギシ類だと云う。
たで食う虫が“ベニシジミ”のような美しい物に変化するのなら、『タデ食う虫も好きずき』この言葉のイメージを変えなくてはいけない。


近くの葛の葉には虫の卵と思われるものが生み付けてあった。
葛に卵を産むのは“コミスジチョウ”“ウラギンシジミ”だという。
両者ともこの界隈には多く、コミスジは我が家の庭に定住している蝶だ。
ウラギンシジミは今日も少し高いところに姿を現しているが・・・・・
写真を撮るには午前中の湿り気のあるときが狙い目だろう。


蝶の幼虫は食草が枯れるときに葉と共に地面に落ちて越冬するという。
スズランの葉に止まった“ヒメウラジャノメ蝶”この蝶も定住しているようだが何の草を食草としているのだろうか?

同じ種類の蝶でも翅がボロボロになっているものが多い中無傷の蝶を見るとホットする。
止まっているときに翅を広げることは滅多に見ないが、今日は特別だろうか?
スズランからクマササに移ったときに翅を広げたところを写すことができた。


家に戻ってきて来てから畑との境で“ヤマトシジミ”を何頭か見たが、どれも翅が傷ついていた。
僅か一頭だけ細かく動き回りながらスット止まったのは無傷だった。
しかし、よく観察すると翅を淵が僅かに掛けているのだろうか?


蝶や虫たちにとって一生の終わりを次に託せるように一生懸命生きてるように見えた。
コメント (4)
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