田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

久しぶりに読書に耽った一日 夜にはいつもの ・ ・ ・ 

2012年03月13日 | 日記

3月13日(火) 晴れ  空気は冷たいが太陽の恵み 春を想う

昨夜も遅くまで屋根の雪が重たい音を立てて落ちていた。雪が落ちるリズムはなく、忘れた頃に落ちる。それに反応してかAlgoが吠えるのだが、何に怯えて吠えて良いのか判らないらしく、部屋の中を走り廻り立ち止まっては俺の方に顔を向ける。もう一方のSalaは、どんなに音がしても頓着なく丸くなって寝ているが、彼は「ユキガオチテルンダ ハルダナ~」などと風流な気持ちを持ち合わせていることがナイコトは確かだ。高齢7才(年)なので、犬の年の取り方は4倍になると云われていることから見ると、まだ28才 ・ ・ ・ これで耳がトーイなどと云われたくはないだろう。

朝飯を終えてから生ゴミの処理をするとき、屋根の雪を見ると二筋になって残っていた。どのような理由で筋状になるのかは判らないが、落下寸前の軒先にには雪止めが着いている。久しぶりの青空が広がっているので今夜はあの雪のつぶれる音を聞くことはない。

屋根の上の雪を観察してから昼までの予定で、関係しているボランティア団体の会計報告を作りはじめた。また、集落の行事にかかった費用も集計する必要がある。飲み食いだけではなく、公園に植えた苗木や草花は領収を受け取り、代金を渡してある。領収書は帳面に貼り付けてパソコンの帳簿に書き込んであるので、集計は簡単にできるのだが ・ ・ ・ 直ぐに出来ると思ってしまうことが俺をジャマしてくる。3月31日にならなくては締められない、だから ・ ・ ・ と呼びかけてくるのは、読みかけの本だ。

250ページの本なので読み出せば簡単なのだが、これが一筋縄ではいかない。その本は、たまたまNHKのブックレビューで紹介していたので購入したのだが、読み進む内、著者(歌人・詩人)は俺が生まれから60年間住み慣れた三鷹駅を中央に南北エリアを住処にしていることが分かり親近感を覚えている。本の題名は数日前にも書いたが、『我が告白』著者は岡井 隆さん 「さん」を着けたのは親近感を覚えたことからだが、近所に住まわれていることからだけではない。本が俺を呼んでいるのは、既に第一部「日記は、事実よりもつよい」を読んでしまったことにある。告白というタイトルから過去を剔りだして記述しているワケではないが、俺と、と云うか男としては同じようなことがある(と思う)。 そして、「愛の純粋と生活」と云う 第二部まで読むと148ページでこの先のが読みたくなると云うよりも、読まざるを得ない境地に陥れられているのだ。そんなことを思うと、本が俺を呼んでいるのではなく、俺の心の後ろめたさを本が共有してくれるのを待っていたようだ。

庶務作業を進めると、俺の金でもないのに予算よりもだいぶ浮いたなどと喜んでしまう俺、PCに向かいながらバカらしくなるが、いつの間にか陽が陰りだしヒンヤリとしてきた。Mは出かけているので、今のうちにストーブの灰を片づける。20liter入るオイルの缶二本分が灰で満杯になっているので、畑に運び畝に沿って撒いた。ことしは放射能の影響で薪ストーブの灰は危険だと云われているが、今燃やしている薪は一昨年リンゴ畑から貰い受け薪にして屋根のあるとこで保管していたので安心なのだ。畑も雪に被われているが、灰を撒くことで雪解けも早いだろう。

夜、この一年間毎月ゴミ拾いボランティアをしたグループと社協の反省会と来年度の計画を建てるという。俺的にこう言う会は、端っから反省と云うのが気に入らない。また、確かに国道のゴミを拾ったあとは清々しい気持ちになるが、ゴミを拾うことを計画するよりも、ゴミを捨てられないようにする施策を考えたい。

コメント
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