田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

暗闇で 冬のりこえし 花冬

2012年03月27日 | 日記

3月27日(火) 晴れ  温かい 春本番のような 一日

午前中は隣町のMさん宅に伺い、田舎暮らしの会の春のイベントや、新年度のことを話した。

彼も東京から移り住み田舎暮らしの会の役員の中心的存在になってくれている。明日は5月の塩田平らピクニックの下見に行くとことになっているが、俺は他の予定がありお任せすることになる。テレビや雑誌で田舎暮らしを、のんびりと過ごそうなどと呼びかけているが、実際には田舎に入ればそうはいかない。移り住んだところが田舎になればなるほど、地域の保全や繋がりは自分たちで守り続けなくてはならない。集落の役や区(都会の区とは違い、集落が5つくらい集まった地区)の役員に就かなくてはならない。家に戻ったのは昼過ぎになった。ガレージの奥、黒竹の植わる際に被いを掛けてある椎茸のホダ木を除くと、ずんぐりした上物のドンコ(冬)がでていた。

ドンコを覗き込むように見ると、厳しい寒さのなか、内側から少しずつ育ったためにキレイに花のような紋様ができている。手を触れるとシットリとした感触は、俺の想像に反するものだった。椎茸で云うと特別の上物とされる“花冬"だろうか。

鶯の 初なき響なひびき 花冬 (哉)

椎茸の姿を見ると既に春と云うことを実感する。Iさんから貰ったホダ木も、椎茸の菌コマも購入してある。早く、打ち込んで準備をしなくてはならない。午後は社協へ行き、明日のエコクラブで使う用具をかりだした。

廊下の脇に積み上げた薪の山もこのところ、消費が少ない。一月前はこのくらいの山は3日で灰と化した。ストーブも4月になると朝晩の僅かな時間だけ火を欲しがるが、あとは6月の梅雨寒のときに重宝する。これから花冬く薪は細いモノの方が重宝だ。焚きつけて直ぐに高温まで上げるだけで、あとは薪を必要としない。

家人Mが誕生日だと云う 幾つになったのか? 姿形では判らない

コメント
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