田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

久しぶりのエコ教室 立科の子どもは逞しい

2012年03月28日 | 日記

3月28日(水) 晴れ 昼から曇り 夕方には 雪 低気圧の通過と云う

日乃出前から東の薮では鶯が盛んに啼いている。西の畑を隔てた竹藪でも陣取りに夢中な鶯は啼きかたも幼鶯とはことなり、老鶯を伺わせる技が聞こえる。

午前中は、先日会計監査を受けた「歴史研究会」の総会に向けた資料を整えた。会長から預かった事業報告を合わせ会員に配付できるようにしたが、総会は例年の如く、「田植えが終わった頃にしやしょう」と6月になる。資料をどこへ閉まったか忘れないようにすることが俺の一大仕事だろうか。

午後は、春休みの子どもたち、児童館でEco教室が行われる。カリキュラムは“たてしなエコ・クラブ"が毎年企画して、春と夏に二日間づつ受け持つ。今年は「マイ箸作り」として、モッタイナイ生活の一つ、常にマイ箸を持ち歩き、割り箸の消費を控えようと云う、町の消費者の会に賛同してのこと。

材料は町の特産品「リンゴの枝」を使うのだが、昨年の原発事故で立科町にもセシュムが飛散したと云うことから、二年前のリンゴの枝を使った。作り方はカッターで先を細く削り、その後にヒマワリのタネを絞った油を塗る。更に箸袋を作ってお持ち帰りと云う段取りとなった。

小学生一年生から六年生までが参加しているが、一年生でもしっかりと刃物を使う男の子、切り出しナイフの何処が刃なのか判らないと言う女の子、見ていると怖い怖いけれど、30分もするとコツを掴み器用に刃物を操るようになるのは凄い。

6人のスタッフで目配りを怠りなく、刃物を使い切って、それなりの箸ができた。先ずは油を塗る前に、箸の正しい持ち方を教えると殆どの子が出来ている。鉛筆のように持った一本の箸の下をくぐらせるように、もう一本の箸を持つ。ガラスのビー玉を配り箸でつまませると上手に掴むのには驚いた。箸が手に馴染むことを確認した後は、ヒマワリの油を塗り込んでできあがり。今までは白っぽかった木に肌が、亜麻色に変化して木の皮の赤茶色がシットリと輝きだした。あとは箸袋を和紙で作る。これも千代紙を貼り合わせたりしながら。自由の発想で作らせるがセンスがよい。

 

日頃の生活に三世代で生活を共にしているのが見えるようだ。話をしてみると、お婆ちゃんに教えて貰ったと云う声があるし、男の子のナイフを器用に使う子はお爺ちゃんやお父さんと竹とんぼを作ると云う。

割り箸を使わないでマイ箸を ・ ・ ・ とは云うが、食堂などでは衛生面から自分の店で出す箸で食べて欲しいと云う店があるそうだ。

詳しくはhttp://garbageate.exblog.jp/《たてしなエコ・クラブ》をご覧下さい。

児童館を出る頃には雨が降り出していたが、山裾集落に入ると雪に変わった。この所の暖かさで殆ど雪は姿を消したが、降り出した雪は止めて貰いたい。

夜、19時から落語「立科寄」と「音楽会」を企画・公演する団体、やらず会の役員会が開かれた。町内での演奏会も盛んな時期もあったと云うが、今の時代は低調になっている。役員会ではそうしても、昔の良かった話しになるが、今の現状をどのようにするかが課題だろうか?二時間の会合も、呑み屋での話し、会議と宴会がごちゃ混ぜになるのは味にも影響するが、消化不良になるのがいけない。消化不良は店の料理ではないことをお断りしておこう。

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