昨日は5月3日は憲法記念日であった。
県民文化会館に行って、「卵を立てましょう」というワークショップをした。卵が立つということを知らない人が多かった。
30個の卵をもって行ったのだが、そのうちで8個が立った。年配の女性の人が2個立てた。小学生が3つを立て、私が3つ立てた。
後はずいぶん立てようと試みたが、うまく立たなかった。「なぜ卵立てなんですか」と聞く人もあったが、そういう質問にはただ面白いからと答えた。こういうワークショップには理由などない。面白いからというのが一番いい返事であろう。
卵を1個でも立てることができた人は誇らしげで関心をもったようだ。一方それに成功しなかった人はがっかりしていたようである。
これはある意味では仕方がないことではあるが、運もある。というのは立たない卵はどうやっても立たないのである。だが、卵が立つという事実の方がむしろ興味深いはずである。
コロンブスの昔から卵は卵の一端を凹まさないと立たないものだとの先入観を普通の人はもっているからである。