正月ボケである。あれほど正月明けを望んだのに、正月が明けて仕事を始めようとすると体が重たい。昨日テニスに行くと案の定メタメタである。毎日やっているラジオ体操を1週間ほどしなかったために体が硬くなってしまっている。
昨年の正月ほどではないが、それでも体重がいくらか増えたのか、ひざが少し痛いし、がくがくする。また、今日は仕事場に来て「約数の求め方」というエッセイの入力をしようとしたのだが、どうもいままでに書いたところの手直しくらいで新たに書き加えたところを入力する気にならない。
テレビでのどなたかのインタビューか何かでその方は体があまり丈夫でないので、明日はないと思って毎日を精一杯生きているという人の話を見た。私などは今日することができなくても明日があるさという考えで生きて来ている。人によって違うものの見方をするものである。
Never put off till tomorrow what you can do today. というのは中学校か高校の英語でならったことわざだが、スペインには「明日できることを今日するな」という正に正反対のことわざがあるらしい。なまけものの私などには都合のいいことわざである。
そうはいっても、3日の深夜3時くらいまでかけて2ページほどの文章の草稿をつくった。そして昨日はその入力をしたのだから、ある意味では怠け者でもないことになるだろうか。だが、そういう急ぎの仕事が終わるとつぎの仕事にとりかかるまでに、一休みも二休みもしないとつぎが続かない。
逆格子ベクトルのエッセイの補足も書こうとして、カリティという人の本の付録の逆格子のところを読んだりしている。これが私の正月である。
いや2日には I 市まで帰って兄の家で正月の宴会に出たりもした。元旦には出した年賀状のうちで住所等が変わっているので、出すのを見合わせた年賀状を書いたし、近くの椿神社まで初詣に妻と一緒に車で行こうとさえした。
ところが元旦の午後3時過ぎだったのに椿神社の裏参道の初詣待ちの車の列が予想外に長かったので途中で断念して帰ったという不信心者である。
どっちみち無神論者で、初詣に行くのも気分転換などという不純な動機だから、どうでもいいのだが、それにしても正月ボケである。