sin xの展開(これはもちろんTaylor展開による方法ではない)の原稿が完成した。とはいうもののまだ読み直しが十分ではないだろう。これからしばらくファイルキャビネットに原稿を寝かせた後に読み直しをする。何週間か前にエッセイを書きはじめたというブログを書いたと思うが、それから何週間経ったことだろうか。
計算ノートは2009年9月には出来上がっていたのだが、それをエッセイにしようと思いつくまでに一年以上かかったことになる。エッセイを書き始めてからも数週間かかった。
なんでも私の仕事のやり方は積み重ね的(累積的)である。いつでも気の長い話であって、すぐに成果が現れるというような仕事の仕方ができない。
このエッセイとほぼ同時に前に書きかけていた逆格子のエッセイの再度手を入れ始めたのだが、逆格子のエッセイはまた途中で投げ出してしまった。これを再開するのか、それとも「ラメの定数」のエッセイを先に書くのか考えなければならない。
「ラメの定数」の導出法の30年以上前に計算ノートをつくってもっているが、エッセイの体にはなっていない。これは岩波講座の「物理学の基礎」シリーズに弾性体の力学の項で豊田利幸先生が書かれたものにもとづいている。この豊田さんの「ラメの定数」の導出法はすこし数学的なのだが、これをもっと物理的に導出できるのだと聞いたことがあるが、私自身はこの物理的な記述を見たことがない。