私たちの長子が昨年に人生のパートナーをもつことができた。
今年の年賀状にそのことを書いたら、ある友人から結婚おめでとうと返事をもらった。法律的な意味での結婚ではまだないので、パートナーと書いたのだが、それを簡単のためか結婚おめでとうと書かれてちょっと複雑な心境である。
これは子どもことを心配しているというよりはまだ結婚という形態がやはりまだ社会的に一般的なのかなと思ったからである。
私はフランス語の講座やドイツ語の講座でフランスやドイツでは法律的な意味での結婚よりはもっと広い形態になっていることをいつも聞いているのに。日本でも若い人は狭い意味での結婚という形態にこだわっていないと聞く。
私の知っているゲルマニスト(ドイツ文学者・ドイツ語学者)たちも何人か法律的な結婚に至るまでに数年を一緒に二人で生活するという形態を取られていた方を存じ上げている。
彼らは私よりは一回り若い人たちであったから、私の子どもの世代ではその傾向がもっと進んでいるとしても私はまったく驚かない。
先日もNHKのフランス語の応用編で三浦信孝さんがフランスでパーティ等の招待状にどういうふうに書くか尋ねていた。partenaireとかcompagnon, compagneとか書くとフランス人ゲストから返答があった。
だが、このcompagnonやcompagneにも文語としては夫とか妻とか言う意味もあると辞書にはある。