物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

JIS Full Basic

2012-10-24 10:52:02 | 科学・技術

最近はパソコン等でプログラムを組んで数値計算をすることはほとんどなかった。

ところが、武藤 徹さんの高校数学のシリーズ叢書「武藤 徹の高校数学読本」(日本評論社)の第6巻(統計編)にこのJIS Full Basicのことが出ていた。そしてそのソフトを無料でインストールできるという。

1ヶ月前くらいにインスートルをしておいた。そのマニュアルも印刷をしておいたので、数日前に最低必要な箇所だけを読んでみた。

2項展開で平方根の近似値を前に電卓で計算していたのだが、それを今回全部JIS Full Basicでの簡単なプログラムを作って計算をやり直した。

私はもともとプログラムをつくるのが下手なので、不恰好なプログラムだが、それでも久しぶりのプログラムである。このJIS Full Basicにはグラフを描く機能も備わっているらしいが、それらを使ってみることはまたいつかやってみたい。

\sqrt{2}とか\sqrt{3.15}とか\sqrt{3529}とかの平方根の近似値を求めてみた。もちろんこのごろは電卓やパソコンで入力すれば、このような平方根の近似値は即座に計算できる。

そういうことで、このような平方根の近似値の求め方についてもエッセイを書いても、その評価は小学校の算数を教えている人にはとても低い。というか、評価などしてくれる人などいない。

それでもいろいろな平方根の近似値の求め方をsurveyサーベイしておくことは意味があると考えている。今度かいたのは、この平方根の近似値の求め方についての3番目のエッセイである。まだもっと計算法はあるのだが、そのまとめをしたいと思いながらも他の仕事もあって、まったく進んでいない。

算数教育としては、どうやって平方根の近似値を求めるかではなく、その意味を教える方が重要であることはいうまでもない。というのは電卓やパソコンの普及で面倒な方法で平方根の近似値を求めることなど必要がまったくないからである。

(2024.6.5付記)
もっとも電卓やパソコンで平方根の近似値をどうやって計算しているかを知っておくことは便利な機械や機器のメカニズムを知るためには必要なことであろう。

また、そういう機器を設計するのも人間だからブラックボックスの中身の理解はそういう開発をする人には絶対必要である。