今朝、朝食のテーブルに妻が買ってきたパンが出ていた。それで「どこで買ったの?」と聞くとアペapeだという。
すぐにはわからなかったが、apeとは国道11号線沿いにある、スーパーの中にあるパン屋である。それで「一度一緒にそこへ行ったことがあるね」という話になり、apeはアペではなくて、エイプだろうといったら、このパン屋でパンを入れてくれたビニール袋を取り出してきてアペと振り仮名がついているという。
前にこのアペに行ったときに、「apeとはお猿さんかなんかのことではなかったしら」と言ったよねと私が言ったら、妻が辞書を持ち出してきて、apeを引いてみた。
しっぽのない猿とか類人猿とかチンパンジーとかの訳があり、それに結婚しなかった女性という意味もあるという。いま私のもっている辞書には最後の意味は載っていないが、black peopleの蔑称として出ていた。
ブーランジェリboulangerie(フランス語:パン屋)とそばに書かれていたので、フランス語にapeがあるが、手元の仏和辞典で調べたが、猿という意味はなかった。
それにフランス語では猿はsingeといい、これにカタカナでつたなく発音をつけておくとサーンジュである。
結局、よくはわからないので、妻がいつかまたパンを購入するときがあったら、お店の人に聞いてみるということになった。
年取った女性がやっているパン屋だろうかというのが、妻の推論であるが、多分そうではあるまい。しかし、どういう由来でapeなどという名をつけたか、知りたいものである。