昨夜の市民コンサート545会例会は彩愛玲さんとクリストファー・ハーディさんの合同コンサートであった。
レバー・ハープ(アイリシュ・ハープ)とパーカッションとのジョイント・コンサートであり、いろいろの古い打楽器の音色を聞きながら、音楽の起源とか楽器の変遷とかに思いを馳せる機会となった。
はたまた中東の音楽とかアジアの音楽とかに関心をもつ方が演奏者とか作曲家におられて、それらの音楽をその土地の人だけではなく大事にされているらしいことを知った。
これは音楽そのものを楽しむこととは違うかもしれないが、それらの音楽を聞きながら、そういう思考の広がりを感じたことはこれまで一度もなかった。
ハープを弾かれた愛玲さんの優雅な身のこなしに引き入れられるとともにハーディさんのドラムの一見単調だが、結構その音の多様性を楽しませてもらった。
物理学者のファインマンもドラムを叩くのを趣味としていた。彼は素人ドラマーとして玄人はだしであったという。しかし、彼の自伝にはプロのドラマーに教えを乞うという章があるが、やはりプロには及ばないという自戒の文章があったような気がする。
そういうことも思い起こしながら、クリストファーさんのパーカッション演奏は即興部分が入っているのだろうかなどと、考えたりした。