水曜日に変わった「知恵泉」の中で特撮技術を映画に取入れて成功を収めた円谷英二をテーマにした、今週の放映で、「新しい物は平穏を乱す」という文言があった。
なんでも「新しい物は平穏を乱す」のは本当だろう。だが、それに対する反応のしかたはいろいろある。
その新しい物を取り込んで自分の度量も大きくして行くのか、そうではなくて自分にできないことだ、けしからんとして抑圧する方に回るのか。
抑圧するとしても一時的には抑圧できても最終的には抑圧はできないものである。そうだとすれば、新しい物はなんでも困ったものだという立場を捨てて、自分の度量を大きくする方向に使いたいものだ。
昔、ボーリングが人気で流行ったことがあった。そのころある若い(その当時のことだが)大学院生が会議か授業をさぼってボーリングに行ったらしい。
そのことを知った、ある物理学者が若い大学院生を後でけしからんと叱ったらしい。それからその方は~ファショというあだ名をつけられたという。
ひょっとしたら、その大学院生の方がよくなかったのかもしれないが、それでも若者の気持ちの理解も必要だったのであろう。
まあ、これはしかし笑い話の類ではある。