物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

gourmetとgourmette

2015-11-12 14:55:20 | 日記
gourmet(グルメ)とは日本語でもグルメというが、ワインと料理にくわしい人のことをいう。un gourmetで男性名詞である。グルメと最後のtは発音しない。ところがgourmetteはune gorurmette(グルメット)女性名詞でブレスレットだという。

そしてこちらの方はグルメットとtの発音が入る。もちろん、食通のグルメの方は知っていたが、une gourmetteの方は知らなかった。

un magasinとun magazineも紛らわしい。magasinはマガザンと発音してお店の意味である。一方、magizineの方はグラヴィア雑誌だという。ちなみに写真のない雑誌はフランス語ではune revue(ルビュー)だという。magazineはマガジンヌでよいだろう。

長い間、フランス語にはmagazineという語はないと思っていた。しかし、英語から入った語ではあるがmagizineも使われているということを知ったのは数年前のことである。

ちなみにgrand magasin(グラン マガザン)はデパート(直訳では大きな店)のことである。

日本の詩で一番有名なのは?

2015-11-12 12:33:08 | 日記
私は日本の詩の中で一番有名なのは宮沢賢治の「雨にも負けず」だと思っている。少なくとも日本人なら、この詩を私同様に全文暗記はしていなくても「雨にも負けず、風にも負けず」といった出だしぐらいは誰でも知っているであろう。

これは歌として歌われていない詩の中でということである。よくコーラスを聞きに行ったときなど最後に「故郷」を会場に来た人も一緒になって歌うことも最近では多い。こういう詩は確かに覚えているともなく、覚えているものだ。だから、こういう歌になった詩は別である。

妻が医療生協の支部活動で小豆島にバスで支部のメンバーと昨日行ったが、そのときにひょっとしてバスのなかで歌を合唱することがあればと歌詞を印刷した紙きれを用意して持って行った。

そのときの紙切れが今朝食卓の上にあったので覗いてみたら、最初がこの「故郷」であり、三番目は「青い山脈」であった。「青い山脈」は私などがごく小さいころの戦後の街角でよく聞いた歌である。戦後の焼け跡の廃墟とこの歌の記憶は結びついている。

この歌詞は国民的詩人であった、西條八十の作詞であった。これなどは覚えているとも意識されていないが、大抵の日本人は歌詞を覚えていて歌うことができる。

二番目はちょっと度忘れしていたが、三木露風の「赤とんぼ」であった。これは山田耕作の作曲でよく知れており、これを知らない日本人はおるまい。

いつかホームステイで来た、ドイツ人独文学専攻の女性研究者に「ゲーテの山の詩がありますね」と言ったら、すぐにその詩を朗誦してくれた。朗誦するというような習慣はもう日本にはあまり残っていないが、ヨーロッパでは今でも残っているらしい。

日本の真のグローバル化とは

2015-11-12 12:12:28 | 日記
なんとかいうイギリス出身の研究者が日本の大学のグローバル化について話しているのを朝日新聞で読んだ。

それによると日本ではもっと中国語の教育に力を入れて、日本人の学生がもっと真剣に中国語を学ぶべきたという。中国から来た学生と日本人の学生とがもっと親しく付き合うようになることが必要だともいう。

それが本当の日本の大学の一つのグローバル化だという。そして東アジアの文化や歴史その他の日本の研究のすでに蓄積した成果を中国語や英語でも発信できるようになることだという。

科学研究費は研究のための器具の購入や出張には使えるようになったが、それでも科学研究費でだれかを雇ってその報酬を払うことには使えない。それができると大学の研究者はもっと時間をとれるようになるだろう。そこらあたりがやはり大学の研究者の忙しさの解消につながらない原因だという。

それはともかくとして、東アジアと限ることはないが、人文科学とか社会科学の育成も必要であることがわかる。これは文部科学省が自分で行き過ぎを問題視して人文科学を必ずしも廃止せよとは言っていないと言い出してはいる。

だが、それにしてもそれはあまりに遅すぎる。日本の大学のグローバル化のポイントが意外なところに潜んでいるということだ。

これは私なども反省をしなくてはならないが、目がアメリカだとかヨーロッパに向きすぎているということは反省してしかるべきだろう。