物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

雨の季節

2018-06-06 12:11:15 | 日記

Rainy Seasonですね。梅雨というのですが、雨季といういいかたに味があるような感じがする。

ドナルド・キーンさんが雨が好きだと6月の岩波の『図書』に書いていました。中学校だったと思うのですが、国語の教科書に仏文学者の辰野隆さんが雨が好きだと書いており、あまり雨の好きではない私などはこの人はどうなっているんだろうと思っていました。

外で働く人はあまり雨が好きではないのではないかと思いますが、どうでしょうか。ドナルド・キーンさんは50年ほど前の雨の季節だったかに吉田兼好の『徒然草』の英語への翻訳をしたとか書いておられ、そのときのいい思い出があるようです。そしてそのときはご自分が吉田兼好になったような気がしたとか。

そういういい思い出をお持ちの方には雨の季節もわるくはないのでしょう。残念ながら、雨でびしょぬれ (get wet to the skin) になったわるい思いでしかありません(注)。雨でしっとり濡れた、どこかのお寺を訪ねるなどという風流な経験などはあまりないのだからしかたがありません。

(注)びしょぬれ get wet to the skin はもうはるかに私の中学生時代に覚えた英語表現です。私にも10歳代のときがあったなんていまでは自分でも信じられない思いです。


おもしろくないのは

2018-06-06 10:51:45 | 日記

私だけではないのだろう。政治の世界を見ても一番トップにいる総理や副総理があまり正直ではない。なにについて正直ではないのかなどは、ここでいうこともはばかられるくらい恥ずかしいことである。自分の胸にておいてじっくり考えたらよい。これでこの人たちが言うような道徳教育などできるのだろうか。

武谷三男は「権力のないものがうそを言う権利を奪うべきではない」というのが、持論であったが、これはまた「権力者のうそを見ぬく眼力を養わねばならない」ということがその裏にはある。

権力者は嘘を平気でつく。またその一方で道徳教育では嘘をつくのはいけないと教えるというのは大きな自己矛盾である。しかし、そのことに自ら気がつかない。