はどうも浮足立っている感じである。「数学・物理通信」の発行ができずにいるので、仕事がなんだか片づかない感じがする。それに今日と昨日の徳島科学史会の会場探しの件でも浮足立っている。もっともこちらの方はかたがついた。
私の先生の一人の小川修三さんの「量子力学講義ノート2」の検討に入っている。それがどうも落ち着かない。講義ノートは図もまだ入られてはいないが、それだけではなく、どうも私の理解を越えたと思われることが書かれているのではないか。
それもあまり複雑だとは思われない、調和振動の話のところに出てくる。広島大学での講義ではなかった部分が名古屋大学での講義で付け加えられたのだが、それが理解できない。誰かに尋ねることにしたいのだが、何をたずねたらよいかもなかなかわからないから困っている。
もう2か月ほど前にこの第2部の一応の入力は済ませたのだが、それから困っているのである。どうも話の筋がわからなくなっている。これは長年にわたって講義がされているために追加補充の部分があり、それと元々の話の筋との関連がわからなくなる感じがする。本人が生きていてその意図を聞けたら、なあんだというようなことだろうとは思う。
だが、もうすでに亡くなってから13年ほどたっているし、講義ノートのコピーも薄れてきている。だから、自分の判断がつく範囲内でつじつまを合わせる必要がある。