物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

電気工学科ミニマム回顧

2018-06-15 17:30:32 | 数学

定年前の約10年間は工学部の電気電子工学科の所属であったので、その学生のために「電気工学科ミニマム」という数学の公式集というか、むしろ「反公式集』に近いという冊子を編纂発行していた。これは3年間にわたって続けたが、最後の発行年が2001年であった。ちなみに定年退職は2005年である。

1年目はわずか32頁だったが、2年目は59頁、3年目は83頁になった。取り扱った数学は1年目は「三角関数、指数関数と対数関数、微分と積分、Taylor展開、ベクトル解析」だけだったが、2年目には「フーリエ解析、微分方程式、複素数」まで広がった。

3年目には「偏微分、双曲線関数、デルタ関数」にまでテーマを広げた。さらに「逆双曲線関数」も取り扱ったが、これは数学の先生の助言で付録とした。はじめはlatexを使えなかったので、Mathtypeだかの数式入力だったのであまり見栄えがよくなかった。偏微分の章あたりからは latex が使えるようになった。

そこらあたりぐらいから式の見栄えが急によくなった。ベクトル解析のガウスの定理とかストークスの定理とかの証明をどう自分で書いていたか「ミニマム」を今日引っ張り出してきてみたが、もう少し親切に書かないといけなかったなと思い始めた。記述の内容が間違っているわけではないが、親切心に欠けるようでわかり難い、記述である。

もっとも最近ではインターネットで「物理数学」というか、「応用数学」というかそれらの講義ノートとかなどで立派なものが出ている。私の冊子のような貧弱なものは恥ずかしいくらいだが、やはり自分が手掛けたものはなかなか捨てられない。


アクセス数

2018-06-15 11:22:46 | 日記

アクセス数が一時的にあがったので、それにつられて自分自身も一時ふわふわしていたが、気持ちが落ち着いてきた。だって自分は自分なのだから。

誰かがこのブログをなにかのヒントの手がかりにするのはその人の勝手であって、わたしにはかかわりがない。ただ、そいう人のための道を示すしか私にはできない。

よく高校とか大学の初年級で学ぶ「数学」とか「物理」の内容にしても私にはところどころ自分なりの理解ができているだけであって、全体が面か線だとするとまるでそれらの線上の点々であって、線状に続いたものとはなっていない。

そいう意味では、そういう分野にシリーズを書いている人は日本人にも数人にはとどまらないが、すごいものだと思う。そういうものを最終的には志向してはいるのだが、なかなかほど遠いことを自覚している。