物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

映画「ひろしま」の修復

2019-11-07 15:10:26 | 国際・政治

映画「ひろしま」の修復にはアメリカの記録映画の制作会社か撮影所か何かが資金を出していたと先日見たNHKのEテレの番組で知った。

映画「ひろしま」は1953年に撮影されていたというが、これが一般の映画館で上映されることはなく、いわばお蔵入りになっていた。

ごく最近の映画「ひろしま」の上映で私などもようやく見ることができたのは映画製作から60年以上も経ってからのことである。

フィルム自身はどこかに国立の文書館かどこかに保存されていたらしいが、傷みがひどく修復が必要だった。それでその修復の資金を出してくれたのがアメリカの映画会社だったとか。

これを支援したアメリカ人がいたということは原爆自身の悲惨さを認めるアメリカ人がいるということを示している。そして、この人はアメリカでもこの映画を見る必要があるとの意見だったという。

まだ多くの国では核兵器をもっていたり、はたまたその開発をしていたりする指導者がいたりする。

プラスティックの破片を動物が飲み込んで、その死体から出てきりするということからプラスティック製品の危険性が一般に知られるようになった。

それと同様にまたはそれ以上に核兵器の始末をしなくてはならないのだが、それはまだ世界の国々において、良識ある人々を除いて大きな問題とはなっていない。

地球上のすべて生命の生存を脅かすものであるのは明らかなのに。

三角関数で検索したら

2019-11-07 13:50:04 | 数学

「三角関数」で検索したら、国会図書館の検索では674の項目が引っかかった。

もちろん、書籍だけではなく、雑誌記事とか大学とか高専とかそのほかの紀要とかその他の研究報告の中の三角関数という語を拾っている。

これくらい広く文献がある国はあまりないのではないのだろうか。最近ではアメリカもいろいろ進んでいるではあろうが、こと初等超越関数の第一と目される、三角関数の記事がこれほどあふれてる国はないのではなかろうか。

これは日本の文化の程度が高いことを示している。この特色を生かすことを考えなければならない。

そんなことを考える今日この頃である。

この検索で知ったのだが、三角関数の「加法定理の8つの新しい証明」という紀要論文を書いている人が高知高専におられることを知った。

私も2005年に出版した『数学散歩』(国土社)で4つの証明法を示したが、それ以上の証明がある。

最近ではトレミーの定理を使った加法定理の証明法もあるのを知った。

数学教育が専門であった戸田清先生の『三角関数』(旺文社)には初等幾何的な証明以外に5つの証明が簡単に出ている。

球面三角法

2019-11-07 13:08:42 | 数学
「球面三角法」について、最近ではインターネットでも情報を探ることができるようになってはいる。

私の敬愛するFJ先生のサイト『FJの物理学』のサイトにも詳しい説明が現代的な説明と平面幾何を使った方法との説明があった。それをかなり読み込んで解読してはいるのだが、まだ完全解読にはなっていない。それと基本的な定理から、派生した定理とか公式を導出するところとかは「FJの物理学」にもないようだ。

いや最近「FJの物理学」を検索しているわけではないので、もしかしたら出ているのかもしれない。

そのほかのサイトからもプリントしたものをすでにもっているが、なかなか検討して一つのエッセイを書き上げるところまでいっていない。

古い本は読みにくい

2019-11-07 12:43:58 | 物理学

古い本は読みにくい。今朝はちょっとE大学に用があって行った。そのついでに付属図書館に行って『アルマゲスト』(薮内清訳)を借りて帰ろうと思って、図書館に立ち寄った。

ところが、この本がどこにあるのかわからない。それで、OPACで検索しようと思ったが、どこにパソコンがあるのかわからない。

本を読んでいる学生のそばのパソコンからアクセスしようと思ったが、それができないと学生が教えてくれて、OPACにつながっている、パソコンのところもまで連れて行ってくれた。親切な学生がいるものだ。老人につきあってくれて、ありがとう。

年寄りのもたもたに見ておれなかったのだろう。それで図書番号はわかったので、書庫の当該箇所にいってちょっと開いてみたが、昔の漢字で出版されたものの翻刻版でなかなか読めそうにない。

それに『アルマゲスト』下巻が上巻の近くにあるはずなのだがないので、本全体の索引があるのかどうかもわからない。それでこれでは役に立ちそうではないなと判断して、今のところはあきらめた。

何を探しているかというと、『アルマゲスト』に「正弦の表」があると武藤先生の日本評論社の数学の本で見たので、それを確かめたいと思った。

「三角法の起源」ということについて武藤先生はいくつかの著書で書かれている。それらは同じ人が書いているので、ほとんど内容は同じである。その記事をふくらました記事を書きたいと思っているのだが、武藤先生の書いた以上のことは書けないのかもしれない。

天文学の球面三角法の記述も知りたいと思っている。これは渡辺敏夫『数理天文学』がいい参考書らしいのだが、古本でも5000円くらいの値が明倫館のサイトでついていた。古い版ならば2000円くらいで買えそうだが。