昨夜、テレビで映画を見ていたら、codexという語が出てきた。
あれ、codexってと思って辞書をあたったら、「(聖書や古典の)写本」とあった。テレビでは「手稿」と訳がついていたかもしれない。
それでちょっと思い出した語がdecodeであった。これは「暗号文の解読の意味」もあるが、「モ-ルス信号を普通の文になおす」という意味もあるらしい。
また、語がdecipherという語も思い出した。これも「暗号を解読する」という意味があるが、「(不明瞭な字を)判読する」という意味もある。
「(不明瞭な字を)判読する」後の意味で、カール・マルクスの手稿を判読するという作業をしている人がいるという話を数年前に聞いたことがあった。
これはMEGW(確かではないが、Marx-Engels-Gesammlte-Werkeの略だったかと思う)という作業がドイツと日本の国の資金援助を受けてされているというのを聞いた。
とっくの昔にそういうものは終わっていたのかと思ったが、そうではないらしかった。それで、大事な学問的な領域からその判読の作業が行われているとのことだった。これは手紙とか日記とかの部類のものは後回しという意味である。
だが、ドイツの国からも日本の国からももらう研究費もたぶんつきているのではなかろうか。学問的な分野だけでも判読の作業が終わっていればいいのだが。