先日の新聞でNHKの事業が大規模になりすぎたということでその範囲を狭くする改革に取り組むと発表された。
たしかに、NHKの事業はふくらんでいるのは確かだが、ラジオの中波の第1放送、第2放送とFM放送を、中波の一局とFMの一局に整理するという話である。
中波の第2放送はほとんど外国語の教育放送だといってもよいくらいであるが、貧乏人とか地方にいる私たちはこの外国語の放送を利用してきた。
学生のころのドイツ語の講座とかフランス語の講座とかはたまた中国語の講座を聞いてきた者にとってはこれらの外国語の講座が減少するであろうことを考えると一抹の不安を感じないでもない。
テレビのEテレの放送も視聴してきたが、圧倒的にラジオで聞いた時間のほうが圧倒的に多い。外国語が話せるようになるのは最低2000時間をその言語に接しないといけないといわれる。
もちろん、今の私はもう2000時間のオーダーではないが、それでもなかなかカタコトしか話せない。もっともこれは程度が高くなっているからであり、ドイツ語でなら、日常の買物だとか観光くらいなら、楽にこなせるレベルである。
私はあまり英語には関心がないので、ラジオの英語の講座は聞いていないが、ながら族で聞くとはなしに聞いているということはある。
もし、地方でこれから英語を学ぼうとされる若い方がいれば、それはいまのこのNHKの第2放送が役立つのではなかろうかと思う。その辺が将来どうなるのかわからないが、大幅に切り捨てれられるのはまちがいがなかろう。