暗号というものはすぐに解読できてはいけないものだ。
しかし、スーパーコンピュータを使えば、その暗号キーが即座にはではないが、解けるとかとも聞いている。
それでも原理的に解けない暗号を考案したい。その問いに答えるのが量子暗号らしい。
量子暗号通信では暗号文をインターネットで送るが、暗号キーは光ファイバーの専用回路で送るという。光の粒子「光子」を一つ一つ区別できる精巧な技術を用いて暗号キーの情報を送るという。
誰かがそれをひそかに見ようとすると、これは量子力学で言う観測になるから、その光子の状態は変わってしまうので量子キーは得ることができない。
今朝の朝日新聞に「量子暗号」についての簡単な解説があった。実際にどういう風に暗号キーを設定するのかとか、それを受け取るときにはどうするのかとかの詳細はわからないが、それを横から盗み見ようとしたら光子の状態が変わるというところはすぐに理解できた。
だてに物理学を学んでいたわけではない。
しかし、新聞とは難しいことをやさしく教えようとするものだ。