テレビでよくビールのCMを見る。別にビールに恨みはないが、私はあまりビールが好きではないほうである。
もっともサントリービールだかの会社の社長さんは私の物理の先生の息子さんであるといういうような因縁がある。
サントリー関連の会社はたくさんあるので、それいずれの会社の社長さんなのかをくわしく調べたことがない。
ともかくビールが飲めないのではなく、もし飲めば人並みには飲めるとは思うが、あまり好きでないのである。
それでも若いときには一日忙しかった日などは「自分に今日はよく働いたね」という励ましの気持ちもあって、1ビン, 2ビンを飲んだものだが、最近は妻と二人の生活ではそういうビールを夕食に飲むという機会はほとんどない。そういう気が自分に起こらないのである。
むしろワインの方が好きだが、それだって数年前には妻と少しは飲んだが、最近はそういうことも極めて少なくなってきている。
経済的にワインが飲めないということでもないのだが、妻がワインをはじめて飲んだときに酔いがまわってしまったために、自分にアルコール耐性がないということがわかって、それから用心してあまり飲まないこともある(注)。
それでもグラスの半分くらいなら、おつきあいに一緒に飲んではくれる。にぎやかのことは妻は嫌いでないからである。
(注)これはドイツのAachen近郊の宿屋での一幕で、土地のうまいワインを飲んだら、口当たりがよくて、グラス一杯のワインを一息に飲んで酔ってしまったのであった。