物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

「他人から見た武谷三男6」を書き始めた

2020-09-12 16:59:57 | 本と雑誌
「他人から見た武谷三男6」を書き始めた。

8月22日だったかの高松での徳島科学史研究会での講演をzoom参加ですませたのだが、その講演に対応した論文をようやく書き始めたが、ほんの数行である。

もっともどういうふうに議論を進めるのかがむしろ問題なのである。それがないと結局とのところ形の上では論文投稿しても形の上だけのこととなる。

そこいらがやはり難しいところである。一応の結論は講演をしたときにはでていなかった。いまは一応の結論を得ているのだが、それが実のあるものかどうかはわからない。

近藤康太郎さん (3)

2020-09-12 10:51:59 | 本と雑誌
もう何回目かの朝日新聞の「多事奏論」の近藤さんの記事を読んだ。今日は土曜日なので読書欄にも外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま学芸文庫)の売れている本での紹介があった。

「近藤康太郎さん」とタイトルに出しながら脱線もはなはだしいが、『思考の整理学』のほうに脱線させてもらう。

私もちくま学芸文庫の版をもっているが、定価570円とあったが、その販売部数がなんと257万部とあった。

どうもお金の方に目がくらんで申し訳ないが、印税が定価の10%として50円/冊としてもざっと計算しても1200万円くらいの印税が入ったことになろうか。

それ相応に所得税を払われたとしても5、6百万は所得に入ったことであろうか。なかな貧相な私などの想像をはるかに超えている。

外山さんは英文学者であったが、今年になって最近亡くなったと新聞で読んだ。96歳か95歳かであった。

(2020.9.16付記)近藤康太郎さんの9月12日の書評には外山さんの独自性が書かれてある。それは知的活動を3種類に分ける。
(1)既知のことを再認
(2)未知のことを理解
(3)まったく新しい世界に挑戦
(1), (2)ばかりで(3)に挑戦する人が少ないと外山さんが嘆くとある。

かくいう私も(1)、(2)くらいで(3)には挑戦できていない。

まさに(3)に挑戦しようとする人として、近藤さんのことを前のブログで紹介したつもりである。それに彼の先生である、武藤徹さんのこともそう紹介した。