物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

『マルクス・エンゲルス全集』

2020-09-26 11:52:26 | 本と雑誌
『マルクス・エンゲルス全集』(大月書店)なんてものにこの年まで縁がまったくなかった。

武谷三男の技術論を今年は徳島科学史雑誌に投稿予定の論文のテーマに挙げたので、はからずも『マルクス・エンゲルス全集』の中の1巻を調べてみなくてはならないことになりそうだ。

ということで、庭にある書庫からこの大部な『マルクス・エンゲルス全集』の中の2つの巻を取り出してきた。23a, 23bである。

もともとこれは私のもっていた本ではない。60歳直前に交通事故で亡くなった長兄の蔵書であった。

だれも住んでいない、長兄の家をとりこわすことになったので、次兄に「お前この全集がいるか」と言われたので、家に持ち帰ったが、もちろん、それを読むなどとは思いもしなかったので、庭の書庫に入れておいた。

この巻は『資本論』の翻訳であるので、取り出してはこなかったが、もう1巻あるにちがいない。長谷部文雄訳だと『資本論』は3冊本になっているから。ちなみにこちらのほうは居間においてあった。こちらも次兄からもらった本である。

とはいっても嶋啓さんの『技術論論争史』の引用された訳が正しいかどうかの確認のためであるから、ここまで筆が進み、この当該の巻を開くのは来週早々にくらいになるだろう。

書庫の中でも何冊も何冊も30冊以上あるのを確認した。いやはや、うんざりである。