ニュー・カレドニアはフランスの海外県であるが、ここで独立投票が行われたと新聞に出ていた。
結局、独立反対派が少差で多くて、独立には至らなかった。これは2回目の投票であったらしい。
どうも日本でも先日あった、大阪都構想の2回目の投票に似ている。もっともこのニューカレドニアの独立投票は法律で3回まで許されているのと、2回目の投票では1回目よりも賛成が増えたらしい。
ここらが大阪都構想とはちょっと違っている。だが、大阪都構想では3度目の投票は関係者の証言では考えていないとのことだった。
ニュー・カレドニアはフランスの海外県であるが、もともとは原住民が4千年前から住んでいたという。それがフランスの植民地になり、いまではフランスの海外県となっている。
カヌクと呼ばれる原住民の血筋を引く人たちは住民の約40%とまだ多数派ではないらしい。それでそれらの人々を中心に独立の気運があるということらしい。これは原住民の血を引く人たちと白人たちとの間の生活格差があるためらしい。
もっとも観光業と「なんとか」金属の産物が主の県であるので、なかなか富むことは難しいとのことだ。
フランス語ではニュー・カレドニアはヌーベル・カレドニーNouvelle-Caledonieという。「天国に一番近い国」と言われているとか。