日曜はNHKのドイツ語がないので聞かないが、「毎日ドイツ語」という、この講座ほぼ毎日聞いている。
朝寝坊なのでお昼の再放送を聞いている。ほぼ45,6年くらい初級の講座をくりかえして聞いている。
高校生だったころに親友のS君の家に何度か行ったことがある。S君のお父さんは東大医学部を卒業された I 市では有名な外科医であった。
いつだったかS君宅の応接間に通されたときに、NHKのドイツ語のテクストがそこにあった。親父が毎朝聞いているのだと、そのときに聞いた。ドイツ語などという外国語を理解する貴重な人がおられるということをその時初めて知った。
後で知ったところでは若いときに、これはもちろん世界大戦の前のことだが、ベルリンに留学をしたことのある方であった。
そのことを知ったときには、旧制の高校と大学でドイツ語を十分に学んだ方が初級のドイツ語を学ぶ必要はないのではないかとも思ったが、そうではないことを今では知っている。常に言葉は研鑽に努めねばならない。