物理学者で、2002年度のノーベル物理学賞の受賞者であった、小柴昌俊さんが死去されたという。
1987年だったかに超新星爆発で発生したニュートリノを観測した業績でノーベル物理学賞を受賞された方である。
そのときの新聞には私が研究している、武谷三男が彼の結婚式で、小柴は東大の物理学科をどん尻で卒業しているから、とても望みがあるという風な変なスピーチをしたとかいう、うわさがあると載っていた。
それはともかく東大での記念講演だかで自分の大学卒業の時の成績表を見せてどん尻の成績であることを実証されたとかもいう。
若いときからちょっと反骨の方であったらしい。以外に知られていないのは朝永の著書『量子力学』I, IIの英訳をされたことだろうか。
先刻その英語の訳書を見てみたが、Koshibaとだけあって、Masatoshi Koshibaとまでフルネームでは本に入っていなかった。
だから本当のところはわからない。