10月は抜け殻のようであったが、11月になって少し息を吹き返している。
いやこれは私の知的生活のことだ。体の健康等は以前とあまり変わりはないし、月一度の検診でも特に指摘されることはない。
もっとも知的生活などというほど立派なことではなく、単に数学エッセイを書くタネがあるというに過ぎない。
以前に書いたことのある「直交座標系から極座標系へ」を2部に分けで改訂の原稿を書いていることと、やはり以前に書いた「ラプラス演算子の極座標表示再考2」の原稿の改訂を書いているくらいである。
いずれも旧稿の改訂であるので、まったく新しい着想があるわけではない。
もっともこれらは量子力学の摂動論を学ぶ過程でその文脈ではなかったが、たまたま思い起こされたことである。本筋の摂動論の中の疑問点についての解答を得ているわけではない