シューベルトの未完成交響曲みたいなタイトルで申し訳ない。
数学エッセイ未完成とはいっても前に書いたエッセイの新版である。それをだいぶん旧稿に手を入れて書いたのだが、息切れして終わりの方をあまり詳しく検討する気が起きない。
たぶん、こういうのはやはり疲れだと思う。しばらく時間をおいて、みなおすという作業をしなければならない。
時間をおくということはなんでもないことだが、やはり大事な処方である。これがなかなかできない。
気分一新で物事にあたるとはだれにでもできそうなことだが、実は難しい。
とりかかっている数学エッセイは実は3編であり、それらを11月になって根を詰めて改訂してきた。完成をすれば、いずれ『数学・物理通信』に発表する予定である。12月はこれの発行月であるから、いまから用意をしておかなくてはならない。