私は仕事は遅いのだが、最近は毎日が楽しくて仕方がない。
他の人から見たら、何を喜んでいるのだろうといぶかしがられるかもしれないが、それでも自分の納得が得られるような、ものごとの理解にまれにではあるが、到達する。
なんでも、なかなか自分自身の納得が得られないのは、私の頭がよくないせいだとばかり思っていたが、そればかりではなくそれも自分の個性だと最近になって思うようになった。
これはある意味では生まれつきなので、そういう風な、鈍な頭をもつ子に生んでくれた、すでにこの世にはいない、両親に感謝すべきかもしれない。
この頃は「球面線形補間」について、また見直している。2014年にこれについて「数学・物理通信」に書いて、そのことは自著の『四元数の発見』(海鳴社)に載せたので、すべてその当時私のわかった範囲内だが、球面線形補間の公式の導出のすべてを書いた。
それからおよそ8年が経過して、昔、私が理解不能としたことの解読に成功したと、このブログで数日来述べて来た。これは私の参照した文献の著者である金谷(かなや)さんが自分の手の内をどこかで見せてくれているのかもしれないが、私自身はこの金谷さんの解説にはまだ接していない(注)。
(注)金谷(かなや)さんとわざとフリガナをかっこ内につけたのは同じ金谷だのに(かなたに)さんというえらい先生も他におられるからである。他に他意はない。